もしかしたら、年内に新型のiPad mini(第7世代)を手にできるかもしれない。台湾メディアのDigiTimesが、その可能性を9月25日に報じている。iPad mini(第7世代)の開発のうわさは以前からあるものの、Apple関連の著名アナリストであるミンチー・クオ氏は9月12日に「今年、新型iPadは出ない」と発表しており、発売されるか微妙なところだが、発売されることになれば、年末商戦の主役に躍り出るだろう。
年内に新型iPad mini(第7世代)がリリースされるかも!
Appleが年内に新型iPad mini(第7世代)をリリースするかもしれない、との話が入ってきた。これを聞いて、クリスマスプレゼントにしようかなとか、冬のボーナスで買おうかなと、思った人もいるかもしれない。この話を報じたのは、9月25日台湾メディアのDigiTimes。同紙の売上高のレポートによると、2023年第2四半期の世界のタブレット出荷台数は前期比で約5%減少しているが、第4四半期にはAppleから、新しい小型iPadの注文が入る予定だという。海外メディアは、この小型iPadがiPad mini(第7世代)だと報じていて、うわさが本当なら、年末までにリリースされることになりそうだ。
発売されるとする情報源の一方、そうではない情報源もあるので見極めが必要
だが一方で、Apple関連の著名アナリストであるミンチー・クオ氏は9月12日に「今年は新型iPadは出ない」と発表している。iPad mini(第7世代)の開発のうわさは以前から流れているために、情報が錯綜しているようだ。
と思って他のサイトを見てみると、どうも情報元のDigiTimesの評価に注目すべきかもしれないことに気づく。AppleInsiderというサイトと、BBCと双方で30年のキャリアがあるというウィリアム・ギャラガー氏も、「このうわさの信憑性は低い」といっている。彼によると、「DigiTimesはサプライチェーンの情報源については揺るぎない実績を持っているが、Appleの計画に関するデータから導き出された結論については、かなり貧弱だ」という。
MacRumorsも、DigiTimesのサプライヤーから入手する情報は評価しているものの「うわさに関しては他の情報源から裏付けられるまでは、このサイトを懐疑的に見た方がいい」と言っており、鵜呑みにせずにリテラシーの高さが求められそうだ。
とは言うものの、先月ShrimpAppleProというリーカーが、AppleがiPad mini(第7世代)の対応中であることを示唆し、今年、少なくとも1つの新型iPadが登場する証拠を見た、と述べている。
さまざまな立場の人が見解を述べているような状況だが、イチユーザーがこれらの情報から結論を導き出すのは難しいだろう。ものごとは、なんでもいろいろな立場の人が絡んでいるので『見聞きした情報をすぐに、それと断定してしまうのは避けた方がいいのだ』と、本筋とは関係ないのだが、ふと思った。
だが、こうして年内の発売があるのか、ないのか議論をかわす楽しさがあることも付け加えておく。
引用元:【DigiTimes】
引用元:【AppleInsider】
引用元:【MacRumors】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)