私たちの生活に欠かせないスマートフォン。さまざまな新機種が発売されていますが、高価なものが多く、新品販売時には購入しない人が多いのではないでしょうか。少しでも安く購入したいときに考えるのが、中古スマホです。では、中古スマホはどの機種が人気なのでしょうか。また、中古市場で買取が多いスマホも気になるところです。そこで今回は、株式会社Belongが運営する中古スマートフォン販売「にこスマ」が発表した「2023年9月中古スマホ/機種別販売数・買取数ランキング」をご紹介します。
iPhone SEなど小型iPhoneが根強い人気
まず、中古スマホ販売ランキングを見てみると、iPhone SE(第2世代)(64GB)が5カ月連続1位となりました。
同製品は依然として人気の高さがうかがえますが、iPhone SE(第2世代)(128GB)とiPhone SE(第3世代)(64GB)も前月と比較して大きく売り上げをアップ。また11位以降ではiPhone 12 miniが順位を上げていることから、小型iPhoneの人気の高さが明らかになっています。
小型iPhoneが中古スマホ市場で人気な理由は、Apple StoreでiPhone 13 miniの販売が終了したことが挙げられます。「にこスマ」ではiPhone 15シリーズ発表のタイミングで、iPhone SEシリーズやiPhone 12 mini、iPhone 13 miniの閲覧数が大きく上がったようです。
近年のiPhoneは大きなサイズのものが増えています。そのため、片手に収まり操作しやすいサイズを求める人が多いのではないでしょうか。
iPhone以外にも、Galaxy Feel2とGalaxy Feelが順位入りしています。性能は控えめとはいえ、防水機能やワンセグ機能、非接触ICカードを目的とした通信技術「FeliCa」機能がついていることで、人気があると考えられます。
iPhone 8、11の買取数が多い
同調査で中古スマホ買取数ランキングを調べたところ、iPhone 8が5カ月連続で1位に輝きました。どのスマートフォンも買取数が増えており、中でもiPhone 11は前月に比べ約2倍の買取数となっています。
内閣府が行っている「消費者動向調査(令和5年3月)」によると、携帯電話の平均使用年数は4.4年。iPhone 11は販売から4年経っているため、買取数が増えていると考えられます。今後も約4年ごとに買取数が多いスマートフォンが変化していくのではないでしょうか。
私たちの生活に欠かせないスマートフォンは高価なものが多くなっています。そのため使用していたスマートフォンを売ることで少しでも買い替えの足しにして、新品販売時価格より安く買える“中古スマホ”を購入する人が多くなっているのかもしれません。
出典元:【にこスマ】
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