iPhone 15シリーズが、Qualcomm製の最新X70モデムチップを全機種に搭載していることが確認された。これにより、前モデルと比較して5G通信速度が最大24%も向上している。通信性能だけでなく、消費電力も効率的になった画期的な新5Gモデム「Snapdragon X70」についてお伝えしていこう。
全iPhone 15シリーズが新5Gモデム搭載! 5G通信は最大24%高速化
iPhone 15 Pro/Pro Maxには、Qualcomm製の最新Snapdragon X70モデムチップが搭載されており、これにより、5G通信の速度が前モデルに比べて最大24%向上している。iPhone 15シリーズ全体で、Proモデルだけでなく、iPhone 15/15 Plusにも新しい5Gモデムチップが採用されていることが確認された。
先月「SpeedSmart」よって実施された通信速度のテスト結果では、Qualcomm X70モデムを搭載したiPhone 15 Proシリーズは、前モデルであるiPhone 14 Proシリーズ(X65モデム搭載)と比較して、5Gダウンロード速度が最大24%高速化していることが明らかにされた。これにより、iPhone 15/15 Plusも、前世代モデルと比べて5G通信速度が向上していると考えられる。
iPhone 15シリーズの新チップ、なぜ採用? 通信と通信と電力効率が進化
「Fixit」のシャーラム・モクタリ氏が、iPhone 15/15 PlusにもX70モデムチップが搭載されていると、X(旧Twitter)で明らかにした。彼に寄せられた質問の回答によれば、多くの人がiPhone 15/15 PlusがX65なのか、それとも新X70を採用しているのか疑問に思っていたという。「Appleは、昨年のProシリーズに使ったロジックボードを、今年の基本モデルには使っておらず、これもアップグレードされています」と明らかにした。
同氏によると、新しいX70チップは消費電力が減少し、iPhoneが基地局から遠くなっても性能が向上するという。
「Appleは独自の5Gモデムチップを開発している」との報道もあったが、iPhone 15シリーズ発表の前日に、Qualcommとの契約をさらに3年間延長した。これにより、2026年リリース予定のiPhone 18シリーズまで、Apple製端末は引き続き、Qualcomm製の5Gモデムチップを搭載する見込みとなるだろう。
引用元:【9to5Mac】
引用元:【SpeedSmart】
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