スマートフォンは今や生活に欠かせません。今後も使い続けたいと考える人が多い中、携帯電話会社・通信事業者の契約を続けたいと思う人は、どの程度いるのでしょうか。また、どのような理由で継続を希望しているのでしょうか。今回は、マイボイスコム株式会社が10月10日に公開した、「スマートフォンに関するインターネット調査」をご紹介します。
9割以上がスマートフォンを所有し、利用意向があると答える
まず「スマートフォンで利用している機能・サービス」を調査したところ、「通話(※音声通話)」が86.2%、「カメラ(写真)」が73.5%、「Webサイト閲覧」「時計、アラーム」「Webメール、パソコンメール、フリーメールなど」「電卓」「電話帳、アドレス帳」「インターネット電話、IP電話(※音声通話)」が各60%台という結果になりました。
調査対象者のうち、スマートフォンを所有する9割弱がスマートフォンの利用意向があることがわかりました。
対して、所有していない人の利用意向は2割弱という結果に。“所有していない人の利用意向”は低い割合であるものの、母数自体は全体の10%以下であるため、多くの人がスマートフォンを必要としていることがわかります。さまざまな機能が付属されたスマートフォンは、今や欠かせないものとなっているのではないでしょうか。
携帯電話会社・通信事業者の変更意向がある人は少ない傾向
同調査ではスマートフォン利用意向者に、「次に購入する場合、現在と同じ携帯電話会社・通信事業者を利用したいか」も尋ねています。
すると、約6割(61.5%)が「同じ携帯電話会社・通信事業者にしたい」と回答。「携帯電話会社・通信事業者にはこだわらない」「その他・わからない」と答えたのは約2割弱で、変更意向が低い傾向にあるとわかりました。
「同じ携帯電話会社・通信事業者にしたい」と回答した人からは、「今までずっと、au携帯・スマホを使用してきたが、東日本大震災の際に他社の携帯・スマホが使用できなくなった場合でも、auの携帯はつながったので安心感がある。そうそう、ああいった災害は起こってほしくはないが、今後も有事の際に助けてもらえる可能性をかっている(女性41歳)」との声が寄せられています。
また他にも、「ガラケーからスマホに変える際に親切に対応してくれ、その後の使用方法も丁寧に説明してくれたから(男性76歳)」「とくに不便なく使えているから。ヤフーショッピングをよく利用するので、ポイント還元率がいいから(女性31歳)」といった声も上がっていました。
変更意向がない理由として、不便なく、そして安心して使えることが大きな要因になっているのではないでしょうか。さらに、主婦の間で“ポイ活”が流行する現代では、ポイント還元率も重視される要素であることがうかがえます。
違う携帯電話会社・通信事業者にしたい理由は?
次に、「違う携帯電話会社・通信事業者にしたい」「携帯電話会社・通信事業者にはこだわらない」と、答えた人の声を見ていきましょう。
まず「違う携帯電話会社・通信事業者にしたい」と答えた人たちからは、「PayPayをお得に使いたいので、SoftBankか、Y!mobileがいいと思う(女性48歳)」「子どももスマートフォンを持たせようと思っているので、学割で家族も安くなる会社に変更しようと思っている(女性40歳)」などのコメントが。こういった声からも、ポイ活やお得さを重視する人が多いことがわかります。
また、他に「契約している通信容量が実態と合わなくなってきた(男性53歳)」という声も上がっており、「携帯電話会社・通信事業者にはこだわらない」と回答した人からも「以前、ソフトバンクを使っているときに、通信障害を経験しドコモに変更した。ただ、ドコモも障害を起こしているのでこだわらなくなった」との声が見られました。通信関連に悩みを抱える人は、異なる会社・事業者に変更したりと、こだわりを持つことをやめたりしたのかもしれません。
不便を感じることなく、安心して使っている人がいる一方で、プランの価格や通信関連の悩みを抱える人もいます。今後、利用者が抱える悩みを解決するサービスが登場するのか、気になるところです。
出典元:【マイボイスコム株式会社/PR TIMES】
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