9月22日にiPhone 15が発売されたが、近年の物価高騰の影響で、最新モデルになかなか手を出せない人も少なくないだろう。そのように財布のひもを固く締めている、iPhoneユーザーにとっての味方が中古端末市場だ。株式会社ニューズドテックは、インターネット通販「みんなのすまほ」「トリスマショップ」のオンライン販売の結果を集計し、2023年度9月の中古iPhone販売数ランキングを発表した。
iPhone 8の人気はいまだ健在
トップとなったのは「iPhone 8 64GB」。値上げや、iOS 17の非対応などの向かい風が吹いているにもかかわらず、3カ月連続で首位を獲得した。安価かつ、使いやすいというコスパのよさから、人気は健在なようだ。
第2位~4位には「iPhone 7 32GB」「iPhone SE 第2世代 128GB」「iPhone SE 第2世代 64GB」がランクイン。これらも販売数ランキングで常に上位に並んでいる機種で、トップ層に大きな変化は見られない。
また、9月は最新モデル「iPhone 15」の発表が行われたが、ランキングの順位や総合的な販売数に対する影響は少なく、販売数も安定しているという。
2018年、2017年発売モデルは人気が高い?
続いて、iPadの中古端末販売数ランキングも見ていこう。1位と2位には、前月に引き続き「iPad6 Wi-Fi+Cellular 32GB 9.7インチ」「iPad5 Wi-Fi+Cellular 32GB 9.7インチ」がランクイン。中古iPhoneランキングと同様に2018年、2017年発売のモデルがトップに君臨しており、当時の端末の流通量の多さや、性能の安定性が現在の人気につながっているのだろうか。
一方で、「iPad9 Wi-Fi 64GB 10.2インチ」がランキング圏外から第3位に。2021年発売と比較的新しいモデルで、平均価格はApple公式の販売価格(49,800円)と大きな差は見られない。ニーズの大きさに対し流通量が少なく、価格が下がりにくいのかもしれない。
iPhone 8や、iPhone 7はその使い勝手のよさから、いまだに高いニーズを誇っている。バッテリーの消耗や、一部アプリやサポートの非対応などデメリットも多いが、普段使い程度であれば十分なスペックであるため、今後もしばらくは人気が衰えることはないかもしれない。
出典元:【ニューズドテック/PR TIMES】
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