Apple「未開封のままiOSをアップデート」する 独自システムを開発中 – 年内に店舗導入!?

2023年9月22日に発売されたばかりのiPhone 15シリーズ。新型iPhoneを手にした人や、型落ちした旧シリーズを新しく買い求めた人もいるだろう。そこで必要なのが、もともと使用していた端末から新しい端末にデータを移行する作業だ。さらに、購入した端末が最新のiOSを搭載していなかった場合、アップデート作業に時間がかかることも…。

「購入したiPhone、すぐ使えなかった…」が解決する?

大幅にアップグレードされたiOS 17のイメージ(画像は「Apple」公式サイトより引用)

世界の金融・経済情報を取り扱う情報サイト「Bloomberg」の記者マーク・ガーマン氏が、ニュースレター「Power On」を更新。その中で「Appleが未開封のiPhoneに、最新のソフトウェアをインストールするためのシステムを準備している」とした。

マーク氏によると、Apple Storeで新しいiPhoneを購入する際に、古いソフトウェアが搭載されていることがしばしばあるという。最新のiPhone 15シリーズでさえも、工場出荷時点ではiOS 17が搭載されていたものの、購入が可能になるまでのわずかな期間で、iOS 17.0.1がリリースされる事態に。重大なバグなどを修正するために最新のソフトウェアのダウンロードが必要だが、ダウンロードには長時間を要することもあるため、「購入した直後なのに、iOSの更新が終わらなくて、なかなか端末を使えない」という事態も往々にして起こってきた。

Appleが開発を進めている新システムとは

(Image:New Africa / Shutterstock.com)

写真はiPhone 15 Pro Max箱

同氏によると、Appleはこれらの不満を解決するため「販売前にiPhoneのソフトウェアをアップデートする、新しいシステムを開発している」という。専用のパッドのようなデバイスを使い、未開封のiPhoneの箱を置くだけで、iPhoneの電源をワイヤレスでオンにし、ソフトウェアをアップデートすることができるそうだ。その後は電源を切ることもできるので、未開封のままで一連の更新作業が完了。これにより、購入直後にソフトウェアの更新が終了するまで待つ必要がなくなるそうだ。

このシステムについて「年内に自社店舗に導入を開始する予定」としている同氏。実現すれば、購入直後のガッカリ感が軽減されることにつながりそうだ。

引用元:【Bloomberg
引用元:【AppleInsider

※サムネイル画像(Image:Dontree_M / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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