【2023】大画面スマホ(6インチ以上)おすすめ10選と大きさ比較【実機写真付き】

近年、スマホは「大画面化」が進み、Appleをはじめとする各メーカーがスマホの「サイズ」面でもしのぎを削っています。

たとえば2023年10月に発売されたiPhone 15は6.1インチ(写真は筆者私物のiPhone 15)。大画面モデルであるiPhone 15 Plusでは6.7インチと、小型タブレットに相当するようなサイズ感です。また通常モデルの6.1インチも従来のスマホや過去モデルであるiPhone 8などと比較すると極めて大画面化しています

今回は「大画面スマホ」の定義を「最低6インチ以上」とした上で、6インチ以上ある大画面スマホのおすすめを紹介。実際にどのくらい大きいのか実機写真で比較していきます

大画面スマホって実際どれくらい大きいの?

「大画面スマホ」の大きさの目安としては、概ね6.4インチ~6.7インチ前後。ちなみにiPhone 15 Plusは6.7インチ。格安スマホとしては大画面のOPPO Reno7 Aは6.4インチです。

7インチを越えるとスマホとタブレットの中間である「ファブレット」に相当するため、大画面スマホは7インチ未満に収まっていることが多いです。一例として、実際に小さめのスマホと大画面スマホを見比べてみましょう。

OPPO Reno7 AとiPhone 8の大きさ比較(実機写真)

OPPO Reno7 A(6.4インチ)とiPhone 8の大きさを比べると、大画面スマホの大きさがよく分かります。

OPPO Reno7 AとiPhone 8(4.7インチ)を重ねて比較した様子。iPhone 8のほうが二回りほど、特に縦の長さが際立って小さいことが分かるのではないでしょうか。6.4インチあるスマホは「ポケットに入りにくい」といったデメリットはありますが、やはり小さなスマホよりは画面の迫力もあり、「一回り~二回り小さなタブレット」感覚で楽しめます(筆者撮影)

2つのスマホの液晶側を並べた写真。やはり6.4インチのほうが「迫力」はあります。4.7インチのiPhone 8の側にも今はなき「ホームボタン」があるといった魅力はありますが、スマホで映像などを楽しむには今となっては物足りない感も強いですね(筆者撮影)

大画面スマホ(6インチ以上)おすすめ7選

冒頭で述べたように、大画面スマホは概ね「6インチ以上7インチ未満」が基本。そこで、まずは6インチ以上のおすすめ大画面スマホを7つ紹介します。7インチ以上の「ファブレット」相当の端末を知りたい場合は、後ほどおすすめモデルを3つ紹介します。

【1】iPhone 15 Pro Max:6.7インチ

iPhone 15 Pro Maxは、iPhoneシリーズの中でも最も大きい6.7インチの画面を採用しています。

最新のiPhone15シリーズの中で最上位モデルのiPhone 15 Pro Maxのディスプレイサイズは6.7インチ。前モデルのiPhone 14 Pro Maxも6.7インチで重さが240gありましたが、iPhone 15 Pro Maxは素材にチタニウムを採用しているため重さ221gと軽量化しているのが特徴です(画像はApple公式サイトより引用)

iPhone 15 Pro Maxのスペック
ディスプレイサイズ 6.7インチ
本体サイズ 高さ:159.9 mm
幅:76.7 mm
厚さ:8.25 mm
重さ 221 g
ストレージ 256GB 、512GB 、1TB
カラー 4色展開
・ナチュラルチタニウム
・ブルーチタニウム
・ホワイトチタニウム
・ブラックチタニウム
発売日 2023年9月22日
カメラ

・アウトカメラ
メイン:4,800万画素
超広角:1,200万画素
望遠:1,200万画素(5倍望遠)

 

・インカメラ
1,200万画素

バッテリー ビデオ再生:最大29時間
ストリーミング:最大25時間
オーディオ再生:最大95時間
高速充電 約30分で最大50%充電
RAM 8GB
OS iOS 17
SOC A17 Proチップ
認証 Face ID
端子 USB-Cコネクタ
防水/防塵 IP68等級

おすすめのポイント:メリット・デメリット

iPhoneシリーズ史上、性能、カメラ、バッテリーは最高スペックを誇っており、リフレッシュレートは120Hz。ゲームなどでもなめらかに動くため、大画面で迫力ある映像体験ができるのがメリットです。

しかし、画面の大きさゆえに片手操作がしにくいのはデメリット。さらに一番安い256GBで18万9,800円(税込)、1TBになると24万9,800円(税込)と超高額なためコストパフォーマンスは決して良くはありません。

【2】OPPO Reno7 A:6.4インチ

OPPO Reno7 Aは、格安スマホでありながら6.4インチあります。

OPPO Reno7は軽量・薄型の大型スマホ。システム劣化防止機能が搭載されており、36カ月間の使用でシステム劣化5%以内と長期間の使用にも耐えられます(画像はOPPO公式サイトより引用)

OPPO Reno7 Aのスペック
ディスプレイサイズ 6.4インチ
本体サイズ 高さ:159.7mm
幅:73.4 mm
厚さ:7.6mm
重さ 175g
ストレージ 128GB
カラー 2色展開
・スターリーブラック
・ドリームブルー
発売日 2022年6月23日
カメラ

・アウトカメラ
メイン:4,800万画素
超広角:800万画素
マクロ:200万画素

 

・インカメラ
1,600万画素

バッテリー 4500mAh (定格値:4400mAh)
高速充電 18W急速充電対応
RAM 6GB
OS ColorOS 12 based on Android 11
CPU Qualcomm Snapdragon 695 5G
認証 ディスプレイ指紋認証
顔認証
端子 USB Type-C
防水/防塵 IPX8・IP6X

おすすめのポイント:メリット・デメリット

OPPO Reno7 Aは大画面ながら薄型なので片手操作がしやすいのがメリット。大容量バッテリーも長持ちします。防水や性能から見ても高コスパです。

一方でリフレッシュレートは90Hzのため、ゲーミングスマホとしては性能が落ちます。

【3】Xiaomi 12T Pro:6.7インチ

Xiaomiの上位機種にあたるXiaomi 12T Proの画面サイズは6.7インチ。

メインカメラは2億画素と非常に高い高画素数で、カメラ性能を重視したい人に向いています(画像はXiaomi公式サイトより引用)

Xiaomi 12T Proのスペック
ディスプレイサイズ 6.7インチ
本体サイズ 高さ:163 mm
幅:76 mm
厚さ:8.8 mm
重さ 205g
ストレージ 128GB
256GB
カラー 2色展開
・ブルー
・ブラック
発売日 2022年12月16日
カメラ

・アウトカメラ
メイン:2億画素
超広角:800万画素
マクロ:200万画素

 

・インカメラ
2000万画素

バッテリー 5000mAh
高速充電 120W 急速充電ケーブル対応 19分で100%充電
RAM 8GB
OS MIUI 13 Based on Android 12
SPU QualcommRSnapdragon 8+ Gen 1
認証 画面内指紋センサー
AI 顔認証ロック解除
端子 USB Type-C
防水/防塵 IPX3/IP5X

おすすめのポイント:メリット・デメリット

リフレッシュレートは最大120Hzに対応しているため、ゲームなどの動きもなめらかに表示されます。2億画素でのカメラにより最高解像度での撮影も可能です。

しかし、望遠レンズは搭載されていないため光学ズームが使えない点はデメリットと言えるでしょう。なお、最大120Wの急速充電には対応していますが、ワイヤレス充電には対応していません。

【4】Galaxy S23:6.1インチ

Galaxy S23は3眼構成のカメラになっており、ハイクオリティな夜間撮影ができる「ナイトグラフィー機能」を搭載。画面サイズも6.1インチと大画面スマホに分類されます。

Galaxy S23は大画面ながらも非常に軽量でコンパクト。背面はマットになっており、指紋がつきにくいのも特徴です(画像はGalaxy公式サイトより引用)

Galaxy S23のスペック
ディスプレイサイズ 6.1インチ
本体サイズ 高さ:146.3mm
幅:70.9mm
厚さ:7.6mm
重さ 168g
ストレージ 256GB
カラー 3色展開
・クリーム
・ファントムブラック
・ラベンダー
発売日 2023年4月20日
カメラ

・アウトカメラ
広角:5,000万画素
超広角:1,200万画素
望遠:1,000万画素

 

・インカメラ
1,200万画素

バッテリー 3900mAh
インターネット使用:最大20時間
ビデオ再生時間:最大22時間
高速充電 対応
RAM 8GB
OS Android
CPU Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy
認証 指紋認証
顔認証
端子 USB Type-C
防水/防塵 IPX5、IPX8/IP6X

おすすめのポイント:メリット・デメリット

ハイエンドモデルであるGalaxy S23 Ultraと比べて大きさは小さくなりますが、168gと軽量でリフレッシュレートは同等の120Hzなので画面の動きはなめらか。かつ、設定でリフレッシュレートを変更できるため消費電力を節約できます。

一方でGalaxy S23 Ultraで利用できるSペンは使えません。Sペンを使いたい場合はデメリットに感じるでしょう。

【5】AQUOS R7:6.6インチ

AQUOS R7は6.6インチと大画面で、最大輝度が業界最高の2000nitもあるため明るい屋外でも画面を見やすいのが特徴です。

ハイエンドスマホとしてSHARPから発売されたAQUOS R7は6.6インチと大画面。SHARPのディスプレイ技術を活かしたPro IGZO OLEDディスプレイで美しい発色が特徴。動きも非常になめらかです(画像はAQUOS公式サイトより引用)

AQUOS R7のスペック
ディスプレイサイズ 6.6インチ
本体サイズ 幅:77mm
高さ:161mm
厚さ:9.3mm
重さ 208g
ストレージ 256GB
カラー 2色
・ブラック
・シルバー
発売日 2022年7月8日
カメラ

・アウトカメラ
広角:4,720万画素
測距用センサー:190万画素

 

・インカメラ
1,260万画素

バッテリー 5,000mAh
高速充電 USB Power delivery Revision3.0
ACアダプタ 08使用時で約100分
RAM 12GB
OS Android13
CPU Snapdragon 8 Gen 1
認証 指紋認証
顔認証
端子 USB Type-C
防水/防塵 IPX5/IPX8・IP6X

おすすめのポイント:メリット・デメリット

ブルーライトを低減する「リラックスビュー」モードが搭載されており、目に優しい画面への切り替えが可能。先述したように、最大輝度が2000nitあるため屋外での視認性にも優れています。リフレッシュレートが最大240Hzでなめらかな映像を楽しめます。

一方で重さが208gあるため重いと感じる人もいます。ハイエンドモデルであるため価格も19万8,000円と高いため手が出しにくいのはデメリットと言えます。

【6】LEITZ PHONE 2:6.6インチ

ドイツのカメラメーカー「ライカ」が全面監修している「LEITZ PHONE 2」。6.6インチという大画面に加え、高性能のカメラ機能を備えています。

スマホの中でも最大級の1インチの高性能47.2メガピクセルのCMOSイメージセンサーを搭載。スマホで撮影したとは思えない高解像ディテールの撮影ができます(画像はライカ公式サイトより引用)

LEITZ PHONE 2のスペック
ディスプレイサイズ 6.6インチ
本体サイズ 高さ:161mm
幅:77mm
厚さ:9.3mm
重さ 211g
ストレージ 512GB
カラー ライカホワイト
発売日 2022年11月18日
カメラ

・アウトカメラ
4,720万画素

 

・インカメラ
1,260万画素

バッテリー 5000mAh
高速充電 対応
RAM 12GB
OS Android13
CPU Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1
認証 指紋認証
顔認証
端子 USB Type-C
防水/防塵 IPX5・IPX8

おすすめのポイント:メリット・デメリット

ライカらしいフレームでカメラ好きにはたまらないフォルム。ただし、レンズを保護する専用キャップをつけると厚さが増します。ストレージが512GBあるため、たくさんの写真を撮りたい人にも向いています。

一方で価格は20万以上と高価格なため、かなり購入ハードルが高いのはデメリットと言えます。

【7】Xperia 1 V:6.5インチ

SONYが提供するXperiaシリーズの最高モデルでXperia 1 Vの画面サイズは6.5インチ。有機RLパネルが採用されており、鮮やかな映像の表示が可能です。

解像度は4K。リフレッシュレートも120Hzあり映像はなめらかです(画像はXperia公式サイトより引用)

Xperia 1 Vのスペック
ディスプレイサイズ 6.5インチ
本体サイズ 幅:71mm
高さ:165mm
厚さ:8.3mm
重さ 187g
ストレージ 256GB
512GB
カラー 3色
・ブラック
・プラチナシルバー
・カーキグリーン
発売日 2023年6月16日
カメラ

・アウトカメラ
広角:4800万画素
望遠:1200万画素

 

・インカメラ
1200万画素

バッテリー 5,000mAh
高速充電 対応
RAM 12GB/16GB
OS Android 13
CPU Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
認証 指紋
端子 USB Type-C
防水/防塵 IPX5/IPX8・IP6X

おすすめのポイント:メリット・デメリット

高性能のカメラ技術で、そのままの自然な色味での撮影が可能です。ソニーミュージックとソニー・ピクチャーズのサウンドエンジニアが監修に加わり、フルステージステレオスピーカーによりクリアな音を実現しています。

一方で、顔認証には対応していません。縦長アスペクト比が21:9と他のスマホと異なるため、好みが分かれます。

7インチ以上の大画面を求める場合は「ファブレット」という選択肢も

タブレットまでの大きさは求めないものの、7インチ以上は欲しいという場合は「ファブレット」という選択肢もあります。

(Image:Bhubeth Bhajanavorakul / Shutterstock.com)

7インチ以上のスマートフォンは、従来はスマートフォンのままタブレット相当まで大画面化した端末として「ファブレット」と呼ばれています。一定の数の愛好家がいましたが、近年は7インチ以上のスマートフォンは「折りたたみスマホ」へとニーズが移行しつつあり、ファブレットは減少傾向。

ファブレット端末そのものは「衰退した」と言える状態ですが、「7インチ」というサイズに目を向けると、ファブレットに近しい使い方ができる端末はまだまだあります。そこで、ファブレットとして使えるおすすめの端末を3つ紹介します。

【7インチ以上】ファブレットを求める方におすすめの端末3選

ここからは、7インチ以上の「ファブレット」に該当するおすすめの端末を3つ紹介します。

Galaxy Z Fold 4

折りたたみスマホのGalaxy Z Fold 4は、一般的なスマホのように使えますが、開くと7.6インチの大画面に。タブレットのように使うことが可能です。高性能チップ「Snapdragon 8+ gen 1」の搭載とリフレッシュレート120Hzにより、画面の動きもなめらかです。Sペンも使用できるため活用の幅が広がります。さらに、ナイトグラフィーカメラを搭載しています。

一方で、やはり重さは263gと一般的なスマホと比較し重くなります。折りたたみのヒンジ部分は、閉じたときに完全なフラット状態にはならないため気になる人もいるでしょう。

開けば7.6インチの大画面で迫力ある映像を楽しめます。スマホとタブレットの両方の側面を持った端末です(画像はGalaxy公式サイトより引用)

Fire 7(タブレット)

7インチ~の端末を求める場合は、現実的にはタブレットのほうが選択肢が広がります。代表例は「Fire」シリーズ。

Amazonから発売されているFire 7はタブレットとしては第12世代目。2023年10月16日現在、Fireタブレットとしては11インチのFire Max 11まで登場していますが、タブレットほどの大きさを求めないのであれば7インチのFire 7がおすすめです。低コストで手軽に購入できるのもメリットです。

一方で必要なアプリはAmazonアプリストアからダウンロードし、Google Playには対応していません。それほど高い性能を求めておらずAmazon PrimeビデオやKindlelをメインで使いたい人には良いですが、スマホとしての使用感も求める人には向かないと言えるでしょう。

AmazonアプリストアからもSNSやその他の基本的なアプリはダウンロードできます(画像はAmazon公式サイトより引用)

Fire 7 キッズモデル(タブレット)

端末を使用するのが子どもであれば、持ち運びに便利な画面サイズ7インチのFire 7 キッズモデル(タブレット)がおすすめです。頑丈なカバーがついているため、ぶつけたり落としたりしても傷がつきにくく安心です。絵本や学習アプリ、知育ゲームやキッズ用の動画などが楽しめます。親がタブレットの利用時間を制限したり、利用したコンテンツを確認できる「ペアレンタルコントロール」「ペアレントダッシュボード」といった機能もついています。

一方で、ほかのFireキッズモデルと比較し、 Fire 7 キッズモデルはバッテリー性能は劣ります。人によっては429gと小さい子どもが持つには重量があると感じるかもしれませんが、カバーを立てて見ることができるため、視聴する分には問題ないでしょう。

遊びながら学習できるアプリがたくさんあります。知育道具としてもおすすめです。2023年10月16日現在、カバーのカラーはブルーとパープルから選べます。カバーだけ買い替えることも可能です(画像はAmazon公式サイトより引用)

大画面スマホの性能が発揮できる主な用途

大画面スマホの性能や実力が発揮できる主な用途を紹介します。

映像視聴

画面が大きい分、一般的なスマホと比べて映像を大画面で楽しめます。

6.4インチの「OPPO Reno7 A」でYouTubeを視聴している様子です。NHKの公式YouTubeチャンネルを視聴しているところですが、iPadやChromecastなどを介したテレビでの視聴に比べると物足りないものの、6インチ以上の画面での視聴は一定の快適さがあります。通勤中の電車での映像の視聴にも良いサイズです(筆者撮影)

PDFファイルや電子書籍の閲覧

PDFファイルや電子書籍といった文字を読むのにも大画面スマホは適しています。

筆者が個人的に大画面で恩恵を感じるのは、電子書籍や資料の閲覧。こちらは内閣官房が発表している電子公文書の管理に関する資料です。たとえば公文書や企業のIR資料などはPDF形式で発表されることが多いのですが、フォントサイズが小さいこともしばしば。閲覧しつつ、読めないところは拡大して読むといった操作がやりやすいのは大画面スマホならではです(筆者撮影)

参考元:内閣官房

その他

ノートPCやタブレットまでは必要ないが、「出先でちょっとした資料を確認したい、作成したい」というときにも大画面スマホは便利です。Wordやスプレッドシートなどのアプリをダウンロードしておけば、スマホ用キーボードとつなげてPCのように使用できます。

大画面スマホのデメリット

一方で、大画面スマホには「大画面ならではのデメリット」も。いくつかデメリットを紹介します。

片手で持って操作するのが難しい

本体のサイズが大きいため、片手で操作するのが難しくなります。

これは6.4インチのスマホを左手で持った様子です。スマホを縦に持つ場合、筆者の手のサイズだと画面の右端にあるアイコンに左手の親指が届かず、片手だけだと操作がしにくいです。無理やり操作しようとするとスマホを落としてしまいそうになります(筆者撮影)

ちなみに横向きでの操作であれば片手でも概ね快適です。たとえばYouTubeを視聴している際、再生ボタンなどの操作は片手で完結できます(筆者撮影)

ポケットにうまく入らないことがある

大きいためポケットからはみ出ることがあります。

たとえば筆者が愛用しているアウターのポケットはそれほど大きくないので、6.4インチのスマホを入れるとちょうどカメラ部分が外に露出してしまいます。この状態で歩くとスマホが落ちてしまいそうなので、「スマホ一台を持って外出」したい場合はスマホショルダーが必要です(筆者撮影)

大画面スマホの選び方

大画面スマホを選ぶときのポイントを紹介します。

「インチ数」はもちろん、なめらかな映像やゲームを楽しみたいなら「リフレッシュレート」も要チェック。発色に関わる「ディスプレイ素材」のチェックも重要です

インチ数

スマホのサイズとして記載されている「インチ数」は、ディスプレイの対角線の長さです。そのため、同じインチ数でもスマホの縦横比(アスペクト比)によって大きさの印象が変わることがあります。

リフレッシュレート

「1秒間に何回、画面を書き換えられるか」を表したのがリフレッシュレートです。単位はHzで、高ければ高いほど画面の書き換えが早く行われます。たとえば、120Hzなら1秒間に120回画面を書き換えられるということになります。そのため、動きの激しいゲームなどでは画面表示がなめらかになります。

しかし、画面の書き換えが多いと電力消費が高くなりバッテリーの消耗が早くなるため、その点もあわせて選びましょう。

その他

ディスプレイの素材もチェックしましょう。ディスプレイ素材には「液晶ディスプレイ」と「有機ELディスプレイ」があり、映像の発色や消費電力に影響します。ハイエンドモデルの多くは鮮やかな映像を表示できる「有機ELディスプレイ」を採用しており、液晶ディスプレイに比べて消費電力は30%少なくなると言われています。

一方、液晶ディスプレイは有機ELディスプレイより劣るものの、価格としては低価格。そのため低価格のスマホに採用されることが多くなっています。

まとめ

大画面スマホは基本的に高性能なスマホが多く、なめらかな映像や高画質でクオリティの高い写真撮影が可能。画面が大きい分、操作しやすい点もメリットです。ただし、片手操作には不向きです。

一般的なタブレットほどの大きさは求めないが、大画面スマホよりは大きいほうがいいという場合は7インチサイズのタブレットがおすすめ。今回紹介したおすすめを参考に自分に合う大画面スマホを見つけてみてください。

※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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