音量を下げたのに動画を再生すると大きな音が鳴る!

電車の中でイヤホンを使わず、無音で動画を見るつもりで再生したら、大音量で動画が再生されてしまい、慌てて音量を下げた経験のある人はいないだろうか。「電車に乗る前に音量を下げておいたのになぜ?」と思うかもしれないが、スマホの音量設定は複数に別れているのだ。

スマホの音量は3カ所で調節する

(Image:Shutterstock.com)

 Androidスマホは、音量設定が3つに別れていて、それぞれを別々に設定することができる。音量ボタンでも音量は調節できるが、音量ボタンを押したときに調節できる音量は、どのアプリが起動しているかで変わってくる。例えば、電話をかけようと電話アプリを起動していれば、音量ボタンで調節できるのは着信音の音量だ。そのとき、音量を最低にしても、「YouTube」アプリなど動画再生アプリの音量は元のまま。そのため、音量を下げたつもりなのに「YouTube」アプリで動画を再生すると、大きな音がなってしまうことがあるのだ。一方、「YouTube」アプリを起動しているときに音量を下げても、着信音の音量などには影響がない。
 もし動画や音楽の再生時に鳴る音を確実に小さくしたいなら、Androidの設定から「メディアの音量」を下げる必要がある。この設定を変更すれば、「着信音は中くらい、動画や音楽は小さめ、アラームは大きめの音でそれぞれ鳴らしたい」という調節も可能になる。

【手順】

「設定」メニューの「音設定」をタップする。

「音設定」のメニューから「メディアの音量」のスライダーで音量を調整する。

端末によっては音量設定が異なる

端末によっては、このようにシステムの音量が別途設定できるものもある。

 Androidは端末によって、設定できる項目が異なることがある。Galaxy S8+では、着信音、メディア(音楽や動画)、通知のほか、システムの音量を調節可能だ。システムの音量では、画面上をタッチしたときに鳴る音などの音量を変更できる。

アプリで音量を調整する

「音量調整 in ステータスバー(VolumeIcon)」をインストールすると、ステータスバーの左端にアイコンが表示される。そのアイコンをタップすると、このような画面が表示される。

「音量調整 in ステータスバー(VolumeIcon)」というアプリを利用すれば、いちいち設定のメニューを辿っていくことなく、各音量を個別に調整することも可能だ。「メディア音量」で音楽や動画の再生時の音量を調節できるほか、「アラーム音量」でアラームをセットしたときの音量、「着信音量」で着信音、「通話音量」でスピーカーから出てくる相手の音声の大きさ、「通知音量」で通知音の音量、「システム音量」でシステム音声の大きさを調整可能だ。バーを左右にドラッグすれば音量を上下できるし、「Mute」をタップすると、その音量のみミュートできる。ただし、端末によっては、複数の項目が連動して動くこともある。これは、それらの項目が別々に調整できないためだ。

オトナライフ編集部
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