iPhone 15が発売されて1カ月が経ち、街中でもその最新機種を目にする機会が増えてきた。テレビCMやWEBCMでも積極的に広告が流れており、名実ともに、2023年を代表する機種になることは間違いないだろう。ユーザーが羨望のまなざしを集めるのは、スタイリッシュなデザイン性だけではない。
やはり「あの“高価”なiPhone 15をもう買ったの?」という金銭的な要素も大きいはずだ。512GB、さらには1TBと十分なストレージ容量を確保しようとすれば、スタンダードモデルのiPhone 15でも20万台に突入する。そのような高い買い物をした、iPhone 15ユーザーの心境をうかがう調査結果が発表された。
iPhone 15ユーザーの97.3%が保障に加入している!
ランティ少額短期保険は10月24日、「iPhone 15の保証加入と購入に関する実態調査」の結果を発表した。iPhone 15を購入した111名を対象に実施された調査は、iPhone 15がいかにユーザーにとって大事なものかを明らかにしている。
まず「あなたは、iPhone15の保証に加入しましたか。」の設問に対し、93.7%のユーザーが加入したと回答。
保証の内訳は「端末メーカー保証」が52.9%で最も多く、「キャリア保証」が27.9%、「保険会社の保証」が15.4%で続くかたちとなった。メーカーのAppleが提供する保証サービス「AppleCare+」は事故や過失を含む、あらゆる故障が保証対象となり、修理もしくは本体を交換できる。さらに、バッテリー交換も一定基準まで劣化したケースで無償交換できるサービスの手厚さで、端末メーカー保証がここまで支持されるのも納得だ。
続いて「加入しているiPhone 15の保証にかかっている1カ月あたりの費用を教えてください。」の問いでは、「1,000円以上~1,500円未満」が32.7%とメインボリュームであることがわかった。「AppleCare+」は月払いで1,000円台前半であることから、端末メーカー保証の人気ぶりともリンクしている。
保証必須の背景には「高めな修理費用」が関係?
生命保険はもとより、テレビや洗濯機などの大型家電であっても保証に頼らないユーザーは一定数いるだろう。「私が購入したものに限って壊れたりしない」「故障しても買いければいい」という、ポジティブな思考にもとづく判断なはずだが、iPhone 15は例外であることが本調査でわかった。
その背景にあるのは”修理費用のリスク”だろう。本体交換が必要な故障となれば、10万以上は覚悟しなければならず、たった一度落としただけでできたヒビでも、ボディやディスプレイを交換するとなれば相応の費用がかかる。携帯するものゆえ、さまざまな衝突・落下リスクは避けられないことから、『月々の保証費はもったいないが背に腹は代えられない』と、保証に加入するのだろう。
生命保険には入っていないが、iPhone 15の保証には加入した。そのようなiPhone 15を最も大事なものとして扱うユーザーもいるのだろうか。
出典元:【スマホケ】
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