楽天モバ、プラチナバンド割り当てで「乗り換え検討中」半数以上 – 安さと通信環境に期待!?

スマホの契約を考えるときは、大手キャリアだけでなく、格安SIMを検討する人も多いのではないでしょうか。今回は、株式会社IoTコンサルティングが運営するメディア「ロケホン」が、日本在住の20代~60代以上の男女500人を対象に実施した「スマホキャリアの契約に関する調査」の結果をご紹介します。

プラチナバンドの割り当てで楽天モバイルの乗り換えを考える人が多い

楽天モバイルへの乗り換えを考えているのは284人(「ロケホン」調べ)

2023年10月23日に楽天モバイルが総務省からプラチナバンド(大手キャリアに割り当てられていたスマホ・携帯電話がつながりやすい周波数帯)が割り当てられたことを受け、同調査では「楽天モバイルへの乗り換えを検討するか」を質問しました。

調査の結果、プラチナバンドの割り当てで通信環境の大幅な改善が期待されていることもあり、51人が「楽天モバイルへ乗り換えたい!」、233人が「乗り換えの検討はするかもしれない」と回答。半数以上が楽天モバイルの乗り換えを考えていることがわかりました。

また「楽天モバイルへ乗り換えたい!」と答えた51人は、大手キャリアからの乗り換えを考えていることが明らかになっています。「プラチナバンド」という名称を与えられたことで、乗り換えを考える人も多いのではないでしょうか。

契約者数が多いのは、バンドが割り当てられている大手キャリア

通信環境が安定する大手キャリアが人気(「ロケホン」調べ)

続いて「回答者の契約しているキャリア」をたずねたところ、「ドコモ」「au」「ソフトバンク」の3社が上位を占めました。

ついで「UQモバイル」「ワイモバイル」「ahamo」「楽天モバイル」と続いています。とくに「UQモバイル」「ワイモバイル」「ahamo」は「楽天モバイル」より契約者数が多いことから、プラチナバンドを割り当てられている大手キャリアの通信環境の安定性を求めていることがわかります。

このことからも、プラチナバンドを割り当てられた楽天モバイルも、今後、契約者数の増加が期待できると言えるのではないでしょうか。

料金や通信速度が契約の決め手

キャリアを契約する決め手を「料金プラン」と答えた人は428人(「ロケホン」調べ)

「キャリアを契約する決め手」を聞いたところ、428人が「料金プラン」と回答しました。2位と倍の回答差があり、多くの人が料金プランを重視していることがわかります。

なお、2位は「通信速度」、3位は「割引サービス(家族割やインターネットとのセット割など)の有無」という結果に。

契約プランの安さ・高さ、割引など料金面だけでなく、スマホがスムーズに使える通信速度も重視されていることが明らかになりました。

乗り換えを検討するのは料金がお得・家族で使えるとき

次に、「現在、契約しているスマホキャリアを乗り換えようと思うきっかけはなんですか?」と質問。

すると回答者からは、「いまのスマホキャリアの通信品質が必要十分なので、つながりやすさはそのままで、月額利用料がさらに安いキャリアがあれば乗り換える」「家族(ネット回線含む)トータルでの料金と通信の安定性がよりよいものがあったとき」「利用しているサービスに登録してあるメールアドレスを無料でそのまま使える。あるいは、一括で新しいメルアドに変更できる。登録しているサービスのリストが自動作成される。家族が全員同時に切り替える」といった声が寄せられました。

「料金プラン」に関する回答が多いことに加え、家族割などで料金がお得になることで乗り換えを考える人が多いようです。

利用環境によってプランが選べる格安SIMが理想(画像は「PhotoAC」より)

最後に、「理想の格安SIM」についてたずねたところ、「とにかく安い。基本的には大手キャリアという信頼感で(有事の際も対応があり、ある程度優先される可能性が高い)auを続けているので、それを覆すくらい安ければ乗り換えを検討するかも」「通信量が多くても割安なプランのある格安SIM。今は従量制のところが多く、たくさん通信すると料金が高くなってしまうので不満です」「ほとんど在宅で多くても月々0.5ギガ以下しか使わないので、なるべく安くて、ペイ系の決済が必ず使えることと、たまの外出先で使おうと思ったときに、必ずつながるSIMが理想です」などの回答が寄せられました。

これらの声からも、料金の安い格安SIMが求められていることがわかります。また、Wi-Fiをよく使用する人は少ないデータ容量、Wi-Fi利用が少ない人は多いデータ容量を求めています。

料金に加え、1人ひとりの利用環境によって選べる複数のプランがあると、格安SIMの需要もさらに高まるのではないでしょうか。

出典元:【ロケホン

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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