iPhoneファン待望のiPhone 11 PROが、いよいよ2019年9月20日に発売。それと同時期に新型iPhone 11 PROには最新の「iOS13」が導入される予定となっている。そこで今回は「iOS13」で新しくなる「マップ」と「セキュリティ」機能について解説しよう。
iOSの弱点だった「マップ」機能が大幅に改善された!
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いよいよ2019年9月20日にアップデートされる予定の「iOS13」。iPhoneユーザーなら待ち遠しいことだろう。そこで、今回は今わかっている「iOS13」で新しくなる「マップ」と「セキュリティ」機能について紹介したいと思う。
これまで、iOSがどうしてもAndroidに勝てない部分が「マップ」アプリであった。そこで「iOS13」では、世界中を640万キロも走行してマップデータをゼロから再構築。これにより、道路や建物などが従来よりもかなり細かく描写されるようになる。2019年末までに米国全域で、2020年ごろには米国以外でも利用できる予定だ。また、「マップ」では新機能として「Look Around」機能が追加された。これは写真による360°ビュー機能で、まさにGoogleマップのストリートビューに相当する機能である。ちなみに「Siri」のナビも改善され、従来より具体的かつ自然に音声案内してくれるという。さらに、「マップ」アプリでは、よく行く場所を登録することで、ワンタップでナビしてくれる機能や、友だちとお気に入りのレストランやショップなどを簡単に共有できる「コレクション」機能も利用できるようになる。
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「マップ」が弱かったiOSもマップデータをゼロから再構築して、道路や建物などが従来よりもかなり細かく描写されるようになる
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Googleマップのストリートビューと同じような「Look Around」機能が追加された。全世界を網羅するにはまだ時間がかかるだろうが、これでiOSの弱点を克服できるだろう
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「マップ」アプリでは、よく行く場所をワンタップでナビしてくれたり、友だちとお気に入りの場所を共有する機能が追加されている
他社サービスにApple IDでログインできるようになる
iOSではセキュリティ機能が大幅にアップされる。まず、外部アプリが勝手にユーザーの位置情報を収集をできなくする。もし、バッググラウンドでアプリが勝手に位置情報にアクセスした場合はポップアップで通知され、ユーザーが「拒否」や「1回のみ許可」といった制限をかけられるようになるのだ。また、外部アプリがGPS情報を取得したり、Wi-FiやBluetoothによる位置情報を取得するのを防止するという機能も追加される。
そして、もうひとつは「Sign in with Apple」によるログインのセキュリティ強化だ。これは、すでにGoogleやFacebookなどでも利用されている方式だが、初めて利用するサービスで新規にIDとパスワードを設定せず、Apple IDでログインできるようになる。つまり、ログインIDはランダムに作成したものを使うため、サードパーティにはiPhoneユーザーの本当のメールアドレスなどを渡さないのである。これによって、従来より安全かつスピーディーにログインできるようになるという。
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「Sign in with Apple」を利用すれば、安全で素早く他社サービスにログインできるようになるという
(※2019/9/11 記事の一部を訂正いたしました)
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