NTTドコモが運営する「モバイル研究所」が2023年2月にスマホ利用者を対象に「フリック入力」の利用実態について調査を実施し、その結果を公表。調査の結果、フリック入力を使っている人は男女とも若年層のほうがその割合が高く、とくに15~24歳の女性の約半数がフリック入力を利用していることが明らかになった。
フリック入力を利用している人の割合(性・年代別)が判明
NTTドコモが運営するモバイル研究所が11月9日、「15~24歳女性の約半数がフリック入力を利用」としたレポートを発表。調査は全国の15~79歳の男女を対象にWebで実施され、5652の有効回答を得た。今回の調査では「スマートフォンの操作について、あなたがご自身で行っている操作をすべて選んでください」という設問に対し、選択肢から「フリック入力を使っている」を選択した人をフリック入力利用者として集計した。
調査の結果、フリック入力を使っている人は男女とも若年層のほうがその割合が高く、15~24歳の女性の約半数がフリック入力を利用していることが明らかに。15~24歳では男女差が14ポイントとほかの年代に比べて大きく、女性のほうがフリック入力を使っていることも判明した。また、フリック入力を最も使用している職業についても調査。その結果、学生の利用率がほかに比べて顕著に高く4割以上という数字に。
フリック入力とは?
モバイル社会研究所は、調査結果レポートの中で「フリック入力はスマホ独特の文字入力方法で、キーを指ではらう(フリックする)ことで文字入力が可能な入力方法」と説明。「フリック入力では、『あ』『か』『さ』『た』『な』…と表示されたキーのうち、たとえば『あ』のキーをタッチすると、その上下左右に『い』『う』『え』『お』の文字が表示されます。その状態で、入力したい文字の表示された方向に指をスライドさせて離すことで、その文字が入力できます」としている。
モバイル社会研究所は、自由で独立した立場から、携帯電話のもたらす光と影の両面を広く解明することを目的に設立された、NTTドコモによる調査機関。モバイル・コミュニケーションの現在、および将来への社会・文化的影響を研究・分析し、世の中に向けて広く研究成果を発信するとしていて、さまざまな調査結果を公表している。
出典元:【モバイル社会研究所】
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