スマホ買い替えの理由として、スピードの向上を挙げる人は多いのではないだろうか。OoklaがオンラインのSpeedtest.netから収集した調査の結果、複数の国でiPhone 15シリーズの5Gダウンロード速度が向上していることがわかった。中でもアメリカでは、最大54%向上しているという。残念ながら日本のデータはなく、速度の向上度は不明なのだが各国でスピード向上がみられるので、日本も例外ではないのではないか。
残念ながら日本でのデータはないが、複数の国でiPhone 15シリーズの5Gダウンロード速度が向上
OoklaがSpeedtest.netによって、国ごとのiPhone 15シリーズの5Gダウンロード速度をテストしている。Speedtest.netは、インターネット接続の性能を評価するスピードテストを無料で分析できるウェブ上のサービスで、世界中のインターネット速度の分析のために多くの出版物に使用されている。今回、アメリカ、カナダ、フランス、スペイン、英国、アラブ首長国連邦、オーストラリア、韓国、インドなどで調査しているのだが、複数の国で5Gダウンロード速度が向上しているという結果に。
アメリカにおいては、5Gダウンロード速度はiPhone 14シリーズと比べて、なんと最大54%向上しているとの結果もでている。ここで日本はどうなのか? 非常に気になるところだが、残念ながらなぜか日本のデータはなく、速度の向上度は現時点で不明だ。
iPhone 15 Plusのダウンロード速度は前モデルに比べ54%も向上
iPhoneシリーズで見てみると、アメリカでのテストだがiPhone 14モデルと比較して、iPhone 15 Plusのダウンロード速度は54%、iPhone 15は45%、iPhone 15 Pro Maxは27%、iPhone 15 Proのダウンロード速度は25%向上との結果だった。
iPhone 15シリーズにはQualcomm X70モデムチップが搭載されている。それにより、前世代のiPhone 14のX65よりも高速な5G通信が可能とみられていたが、今回のテストでそれが証明された。
各国のデータは、それぞれの国の携帯電話会社による周波数帯の割り当てや、契約プランなどさまざまな要因によって異なることは注意すべきだが、どの国も一定の速度向上が見られるので、これはかなり期待できるのではないか。iPhone 15シリーズは発売してから、まだ時間がそれほど経っていないため、サンプル数が少なくベトナムやフィリピンでは結果が出なかった。
なぜその2国でテストされていて、iPhone所有者が多い日本での結果がないのかと文句を言いたいところだが、今後テストされることを願おう。
総務省は、全国の5G人口カバー率を2023年度末 95%、2025年度末 97%、2030年度末 99%、また都道府県別での5G人口カバー率を2025年度末90%程度以上、2030年度末99%とすることを整備目標に掲げており、5Gの整備環境も整いつつある中で、iPhone 15シリーズのダウンロード速度向上はより生活の質の向上に一役買ってくれそうだ。
引用元:【Ookla】
引用元:【MacRumors】
参照元:【総務省】
※サムネイル画像(Image:Ringo Chiu / Shutterstock.com)