日本の「Google Pixel」販売価格は世界的にみても安値!? 急激拡大の背景は?

株式会社MM総研は、グーグルのスマートフォン「Pixel(ピクセル)」の販売価格を世界で比較した調査結果を発表。この結果から、日本の販売価格は比較的安値だったことが判明。さらに、Pixelシェアは2023年度上期の調査で、急激に拡大していることがわかった。販売価格の詳しい結果や、どのような理由でシェアが拡大したかを見ていく。

日本のPixel販売価格はどのくらい安価?

(「MM総研」調べ)

(「MM総研」調べ)

世界でみるPixel販売価格のグラフ(「MM総研」調べ)

ICT市場調査コンサルティングの株式会社MM総研は、世界20の国や地域を対象にしたグーグルのスマートフォン・Pixelの販売価格を調査した。本調査は、2023年10月12日(現地時間)に発売開始した、Pixel 8シリーズを中心に各国のグーグルオンラインストアの価格で、各国通貨と円の為替レートを用いた円換算ベースの金額としている。

調査結果を見ると、Pixel 8シリーズの日本での販売価格は、「Pixel 8」が112,900円、「P196436ixel 8 Pro」は169,900円と、Pixel 8は20カ国の中でオーストラリアについで2番目に安く、Pixel 8 Proは3番目に安い国であることが判明。

「Pixel Fold」は日本、アメリカ、イギリス、ドイツの4カ国のみの販売で日本は最安値の253,000円。さらに、2023年10月時点で20カ国で販売されている「Pixel 7a」も最安値の62,700円だった。円安の影響もあってか、日本の販売価格は世界的にみても、かなり安価であることがわかる。

Pixelのシェアが急激に拡大した理由

(Image:Gabo_Arts / Shutterstock.com)

Pixelが先陣をきってAndroid市場を盛り上げる

日本のスマホ市場は約半数がアップルのiPhoneで占められており、世界的に見てもiPhone大国といえる。そのような中で、Pixelシリーズは、端末メーカーとしてグーグルブランドを前面に押しだし、Androidの世界市場を強化しようとしている。MM総研による国内スマートフォンの出荷台数調査(2023年度上期)では、Pixelシェアは12.4%と急激に拡大。

さらに、2023年度上期のスマートフォン国内シェアメーカーではグーグルが2位に浮上している。その理由として、今年発売されたPixel 7aがドコモで販売を開始したことが挙げられる。さらにPixel 7aは、ドコモがメインで使用する世界的に見ても珍しい5G周波数帯「n79」に対応していたことも一つの要因であろう。

今後はいかに、iPhoneユーザーを獲得するかが課題。Pixel の魅力であるカメラ性能のよさや、iPhoneに比べて手に取りやすい価格であることなどを、多くの人に知ってもらう必要があるだろう。

出典元:【MM総研

※サムネイル画像(Image:Gabo_Arts / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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