比較的手が届きやすい価格帯が魅力のiPhone SEシリーズ。当然、次に発売予定の「iPhone SE(第4世代)」にも注目が集まっており、機能やスペック、発売時期についての予想が飛び交っている。そんな中、2023年11月9日に米テックメディアのMacRumorsが、iPhone SE(第4世代)に関する新しい情報を発信。現在発売中のiPhone 14をベースに作られるようだと報じているが、どのような機能を搭載しているのだろうか。iPhone 14と比較しながら、詳しく見ていきたい。
ベースモデルはiPhone 14、SEシリーズ初の顔認証システム「Face ID」搭載
MacRumorsによると、iPhone SE(第4世代)はベースモデルのiPhone 14によく似た、よりモダンな外観と大型のディスプレイサイズが特徴とのこと。生体認証の手段として、SEシリーズでは初めてとなる、顔認証システム「Face ID」 が備わっており、スムーズな解除が可能となった。iPhone 14と大きく異なる点として挙げられるのは、カメラの性能の違い。複数のレンズを備えたデュアルカメラではなく、シングルカメラを採用しているため、写真にこだわりたい人にとっては、少し物足りないかもしれない。しかし、画素数だけでいえば、iPhone 15に匹敵するとのことなので、普段使いでは問題なさそうだ。
iPhone 15 Proと同様の「アクションボタン」も搭載予定だが、気になる発売日は…?
また、iPhone SE(第4世代)には、以前のiPhoneモデルと大きく異なる2つの機能、アクションボタンとUSB-Cポートを搭載する予定とのこと。本体サイドにあるアクションボタンは、長押しするだけで、よく使う機能が瞬時に起動できる優れものだ。画面を確認せずとも片手で操作ができるため、使い勝手が良さそうな機能といえる。他にも、互換性の高いUSB-Cポートを採用しているなど、SEシリーズとはいえ、スペックがかなり良さそうだ。発売すれば、すぐに人気の火がつきそうな商品だが、気になる発売日はいつだろうか。
iPhone事情に精通する海外アナリストBloombergのMark Gurman氏によると、iPhone SE(第4世代)には、Apple独自の5Gモデムチップを採用する予定だが、その開発は難航。当初2024年までにリリース予定だったものの、2025年春に延期。それを達成することも難しく、現在は2025年末~2026年初頭が発売予定となっている。となると、iPhone SE(第4世代)もそれに合わせて、発売日は2026年までずれ込むことになりそうだ。
現行のiPhone SE(第3世代)が2022年3月に発売したことを考えると、SEユーザーとしては、そろそろ新作を出してほしいところ。自社で開発することは大切だが、ユーザーのことを考えると、Apple社は、他社のモデムチップ採用を検討してもいいかもしれない。
引用元:【MacRumors】
引用元:【Bloomberg】
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)