携帯キャリア満足度、大手キャリア上回り「UQモバイル」「Y!モバイル」が高評価

「iPhone大陸」が「携帯キャリアの満足度調査」を発表したところ、どのキャリアも総合評価が横ばいという結果だった。突出しているわけではないものの、総合評価が最も高かったのは「UQモバイル」と「ワイモバイル」で、料金の安さと大手キャリアと同等のつながりやすさや、回線速度の提供というサービスの質の高さが高評価につながっているようだ。

「携帯キャリアの満足度調査」どのキャリアもほぼ同等の評価だが、その中でも高評価なのは「UQモバイル」と「ワイモバイル」

現在利用中のキャリア

ドコモの利用者数が圧倒的。ドコモからの乗り換えは83.8%が4大キャリアとそのサブブランドに乗り換えている(「iPhone大陸」調べ)

格安SIMやスマホの最新情報を届けるメディア「iPhone大陸」が「携帯キャリアの満足度調査」の結果を発表している。対象者は20代から60代以上の男女794人で、2023年11月14日から11月17日の4日間インターネットでアンケート調査をした。それによると、総合評価に関してはどのキャリアも横ばいということがわかった。突出して満足度が高かったり低かったりするキャリアがないというのは、すべてのキャリアの質の高さがうかがえる。

「利用している携帯会社を教えてください」という質問では、全体の約89%もの人が大手キャリアかそのサブブランド、オンライン専用プランを利用していると回答している。なんと9割もの人が大手キャリアと契約しているということがわかった。最も多いのは「ドコモ」で29.4%。「au」が12.6%で追随しているが、その差は2倍以上ある。

サブブランドとオンライン専用プランも含む、大手キャリアのユーザーは実に86%

次に多いのが、「ワイモバイル」で11%、「ソフトバンク」が10.2%。「UQモバイル」が9.8%。ここまでがトップ5だ。

キャリア別満足度平均

ドコモでは、「通信制限じゃないのに遅い」との指摘が多数寄せられていたが、「山岳部でもつながる」といった声もあり、地域によってつながりやすさは大きくかわるのかもしれない(「iPhone大陸」調べ)

次に、利用者の多い、サブブランドとオンライン専用プランも含む大手キャリアのユーザー680名の満足度を5段階で評価したものを見てみよう。5項目にわかれており、その内容は「料金」「回線速度」「つながりやすさ(エリア)」「サポート」「キャンペーン」だ。総合評価はどのキャリアも3.4以上で横ばい、3.5以上の評価があったのは「UQモバイル」と「ワイモバイル」となっている。どちらも「料金」の評価が3.9と高く、同時に「回線速度」と「つながりやすさ」が3.6や3.7という高評価なのが、総合評価の高さにつながったようだ。

「現在利用している携帯会社において、不満な点を具体的に教えてください」という質問では、「とくにない」という回答が多かったのも「UQモバイル」と「ワイモバイル」だった。また、「ドコモ」「au」「ソフトバンク」には「料金が高すぎる」「安くしてほしい」という回答がかなり目立つ。安さを売りにしている「楽天モバイル」は料金面では4.0と、どの指標のどのキャリアの中でも一番の高評価だったが、つながりやすさの低評価が響いて総合点は3.4点にとどまっている。

それに比べて「UQモバイル」と「ワイモバイル」は大手キャリアの通信設備をそのまま利用して同程度の品質を実現しているので、この点も高評価となり全体的に言うことなしという高い満足度につながっているようだ。

今回は、ドコモ(ahamo、irumo)から他社に乗り換えた130名の乗り換え先も調査されている。それによると、1位は30名のau。2位は26名のワイモバイル。3位は21名の同率で楽天モバイルとソフトバンク。5位は11名のUQモバイルという結果だった。

出典元:【iPhone大陸

オトナライフ編集部
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