2023年9月、iPhone 15の発売に合わせて「iOS 17」がリリースされました。その後、何度かiOSのアップデートが行われてきましたが、23年12月1日には最新版の「iOS 17.1.2」がリリースされています。今回は2つの重要なセキュリティが修正されているとのことなので、その内容を詳しく解説しましょう。
23年12月1日リリースのiOS 17.1.2は何がどう変わった?
23年9月19日、iPhone15の発売と同時に「iOS 17」がリリースされたましたが、その2日後には「iOS 17.0.1」を発表。
さらに9月27日には「iOS 17.0.2」、10月4日には「iOS 17.03」、10月25日は新機能を追加した「iOS 17.1」もリリースされ、iOS 17はセキュリティ強化と新機能が追加されてきました。
そのようななか、23年12月1日には最新版の「iOS 17.1.2」が発表されたのです。
今回のiOS 17.1.2では「Webコンテンツを処理すると機密情報が漏えいする可能性」「Webコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性」の2つが修正されており、すべてのユーザーに推奨されています。
iOSのアップデートはiPhoneの設定から「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できるので、アップデートの状況を確認してみてください。
「iOS 17.1.2」では何がどう変わった?
iOSのアップデートではさまざまな新機能が追加されることがありますが、今回のiOS 17.1.2ではセキュリティ修正のみとなっています。
Apple公式サイト「About the security content of iOS 17.1.2 and iPadOS 17.1.2」ページで確認すると、新機能などはなく2つの重要なセキュリティ修正のみのマイナーアップデートであることが確認できます。
●Apple「About the security content of iOS 17.1.2 and iPadOS 17.1.2」は→こちら(英語)
■iOS 17.1.2の内容
【WebKit】Webコンテンツを処理すると機密情報が漏洩する可能性があります。Appleはこの問題がiOS 16.7.1より前のバージョンのiOS に対して悪用された可能性があるという報告を認識しています。
→入力検証を改善することで外部からの読み取りに対処しました。
【WebKit】Webコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性があります。Apple は、この問題がiOS 16.7.1より前のバージョンのiOSに対して悪用された可能性があるという報告を認識しています。
→メモリ破損の脆弱性はロックを改善することで解決されました。
まとめ
いかがでしょうか? 今回の「iOS 17.1.2」はとくに新しい機能などは含まれておらず、セキュリティ対策のみとなっています。
2つの重要なセキュリティ修正ですので、できるだけ早くアップデートしておいたほうがいいでしょう。