オリコンの満足度調査で、契約プランが利用スタイルにとても合っていると回答した人は、4キャリアの中では「楽天モバイル」が50.0%、キャリア格安ブランド3社では「povo2.0(KDDI)」が58.3%と最多だった。「携帯キャリア」からの乗り換えが多く、「キャリア格安ブランド」へは81.7%、「格安SIM/スマホ」へは約60%にのぼり、その理由は「料金」が最多だった。
「キャリア格安ブランド」の利用者は、「携帯キャリア」からの乗り換えが81.7%
顧客満足度調査を実施する株式会社oricon ME(通称オリコン)が「携帯キャリア」「キャリア格安ブランド」「格安SIM」「格安スマホ」の利用者にそれぞれのサービスに対する満足度調査を実施した。それによると、「キャリア格安ブランド」の利用者は、「携帯キャリア」からの乗り換えが81.7%と大多数を占めていた。「docomo」から「ahamo」は62.8%と最多で、「SoftBank」から「LINEMO」が22.4%、「au」から「povo」は48.5%という結果だった。
他に、「格安SIM/格安スマホ」の利用者は、「携帯キャリア」からの乗り換えが約60%、他の「格安SIM/格安スマホ」からの乗り換えが約20%だった。乗り換えで一番多い理由が「料金」であり、「携帯キャリア」からの乗り換えの割合が多いのもそれを物語っている。
「キャリア格安ブランド」の利用者の満足度は高く、不満をあげれば長期利用ユーザーへの特典
「携帯キャリア」と「キャリア格安ブランド」の利用者に、「加入しているプランが自分の利用スタイルにどのくらい合っているか」とのアンケートには、「とても合っている」と答えたのが前者は24.3%、後者が42.9%と「キャリア格安ブランド」利用者の方が合致率が高かった。
各キャリアの料金プラン別に「とても合っている」の割合をみてみると、4キャリアの中では「楽天モバイル」が50.0%と最も高く、「irumo(NTTドコモ)」が35.5%と続いた。キャリア格安ブランド3社では、「povo2.0(KDDI)」が58.3%と最多で、ついで「LINEMOミニプラン(ソフトバンク)」が51.2%だった。
次に、「携帯キャリア」と「キャリア格安ブランド」の利用者に、「加入している料金プランの改善要望意向」を3点聞いたところ、「低速でいいので、もっと安価なプランを作ってほしい」という要望については「キャリア格安ブランド」の利用者の70.2%が「改善が必要とは思わない」と回答しており、プラン内容に満足していることがうかがえる。2点目の「シンプルな料金体系にしてほしい」という要望についても「キャリア格安ブランド」の利用者の69.4%が「妥当」と回答しており、こちらも満足度が高い。
不満な点はないのではとも思うが、3点目の「長期利用ユーザーへの特典内容の種類を増やしてほしい」という要望に「妥当」と答えたのは「携帯キャリア」利用者が16.7%、「キャリア格安ブランド」の利用者が24.9%と低い結果なので、ここは改善してほしい点といえそうだ。
出典元:【オリコン株式会社/PR TIMES】