大手通信キャリアが提供しているブランドに比べて、安価に利用できるSIMカード・通称「格安SIM」。電話番号などの加入者情報が入った小型のICカードで、スマホやタブレットのような端末にセットすることで通話、ネット利用などができるようになる。通信費の大幅な節約が実現するが、さらにおトクに使いたいのが人間の性。そこで、格安SIMを「単体」で購入する人と「端末とセット」で購入する人のどちらが多いのかを調査した。
格安SIMの利用率トップはワイモバイル
いま利用中の格安SIM | 利用者の人数 | 利用割合 |
ワイモバイル | 58名 | 14% |
UQモバイル | 78名 | 18.8% |
楽天モバイル | 77名 | 18.6% |
ahamo | 58名 | 14% |
povo | 27名 | 6.5% |
mineo | 15名 | 3.6% |
LINEMO | 15名 | 3.6% |
IIJmio | 12名 | 2.9% |
OCNモバイル | 10名 | 2.4% |
日本通信 | 8名 | 1.9% |
イオンモバイル | 6名 | 1.4% |
BIGLOBEモバイル | 6名 | 1.4% |
irumo | 5名 | 1.2% |
y.uモバイル | 3名 | 0.7% |
J:COMモバイル | 3名 | 0.7% |
中華電信 | 1名 | 0.2% |
リンクスメイト | 1名 | 0.2% |
ビックシム | 1名 | 0.2% |
※「iPhone大陸」調べ
株式会社IoTコンサルティングが運営する、格安SIMやスマホの最新情報について紹介するメディア「iPhone大陸」は、2023年11月14日から17日にかけて、格安SIMを利用している10代~60代の男女415人に対してアンケートを実施。スマートフォンを契約する際に「SIM単体」で申し込む人がどのくらいいるのかを調査した。
まずは、現在利用中の格安SIMのブランドについて調査。その結果半数以上の58.4%が「楽天モバイル」と大手キャリアのサブブランド「ワイモバイル」「UQモバイル」で占めていることが判明した。さらにオンライン専用プランを含めると、83.7%が大手キャリア関連のSIMが占めていることになる。各社のサブブランドは大手キャリアと同品質な通信品質があり、取り扱い端末が豊富なことから高く評価されているようだ。
SIM単体で契約する人の方が多い
契約形態 | 契約者の人数 | 契約割合 |
SIM単体契約 | 227名 | 54.7% |
スマホセット契約 | 188名 | 45.3% |
※「iPhone大陸」調べ
アンケートでは「SIM単体かスマホ端末とセットで契約したか」という質問も。すると、54.7%の人がSIM単体で契約を行ったと回答した。
SIM単体での契約とは、自分で別途用意したスマートフォンの端末に購入したSIMカードを挿入して利用することを指す。SIM単体契約において、キャッシュバックが最も多いのは”ワイモバイル”の最大2万円以上とされているが、今回のアンケート調査では、キャッシュバック金額では劣る”UQモバイル”で購入したと答えた人が最多だった。
このことについて、同社は「ワイモバイルは”PayPay支払いで買い物する必要がある”ことが、ユーザーのハードルを上げているのではないか」と分析している。
一方、スマホ端末とセットで契約した人が最も利用しているブランドは”ワイモバイル”という結果に。ワイモバイルは、端末に関するキャンペーンを多く開催し、取り扱っているラインナップもiPhone 13や、iPhone SE3、かんたんスマホ、認定中古品、その他Androidスマホと豊富なことから人気を集めているという。次点の”楽天モバイル”は、iPhone 15などの最新機種を取りそろえているのが魅力。これからもそれぞれの特色を生かした格安SIMの競争は激化していきそうだ。
出典元:【iPhone大陸】