MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所が「大手4キャリアユーザーのポイントプログラム利用に関する調査」を実施した。ここで言及されている大手4キャリアとは「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」のことで、それぞれのユーザーから見た満足度が判明。その結果、楽天ポイントをウリにしたいわゆる“楽天経済圏”の強さがあらためて明らかになった。
スマホとポイントは切り離せない?
MMD研究所が行った「大手4キャリアユーザーのポイントプログラム利用に関する調査」は、2023年12月7日~11日の間に実施。全国のスマートフォンを所有している20歳~69歳の男女20000人に対して予備調査を行い、その中から大手4キャリアのユーザーに本調査を行った。
メインに利用しているキャリアのポイントサービス獲得・利用の重視度についての調査では、「重視している」と回答した人が72.3%となり、7割以上の人がスマホ利用にまつわるポイントを重視していることが判明した。中でも、楽天モバイルのユーザーの重視度は88.5%ともっとも多く、ついでドコモ、ソフトバンクだった。
楽天モバイルは楽天ポイントが、ドコモはdポイント、auはマネ活ポイント、ソフトバンクにはPayPayポイントがポイントサービスとして付与されるが、いわゆる「楽天経済圏」の強さが垣間見える結果になった。
楽天モバイルのユーザーはSPUの改定をどう見ている?
また、楽天モバイルのユーザーからは「ポイントが貯まりやすい」という声も。これはメイン利用しているキャリアのポイントサービスの貯まりやすさについて聞いた質問で、楽天モバイルのユーザーは73.2%の人が「貯まりやすい」と回答している。次点のドコモ(dポイント)について貯まりやすいと回答した人が44.8%であることから、ポイントサービスについての満足度は楽天モバイルが圧倒的に高いことがうかがえる。
ポイントサービスでユーザーから高評価を得ている楽天モバイル。とくに特徴的なのが、楽天グループを利用すると楽天ポイントの還元率がアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」だ。2016年に開始されたこのプログラムは、さまざまなサービスの追加や変更を経て、2023年12月の改定では最大16.5倍の還元率を実現。
しかも、楽天モバイルは還元率が3倍(ダイヤモンド会員は4倍)だったところ、全員が5倍になる大盤振る舞いに。この改定について、楽天モバイルのユーザーは6割が「満足」と回答している。
楽天カードを利用した際に獲得できるポイントの月間上限が大きく縮小されることになったことから「改悪」とささやかれる今回の改定だが、楽天モバイルのユーザーはそこまで気にしていないようだ。
出典元:【MMD研究所】