iPhone、Androidとともに、今年の秋に最新のOSがリリースされた。この新OSの中でも注目されている機能がダークモードだ。これは、画面内の色を暗めに配色する機能のこと。この機能を使えば、目にもバッテリーにもメリットがもたらされる。
iPhoneでダークモードを設定する
(Image:Denys Prykhodov / Shutterstock.com)
ダークモードとは、黒を基調とした色合いへ画面表示を変更する機能。この機能が、iOS 13とAndroid 10でサポートされ、簡単にダークモードの利用が可能になった。
この機能のメリットのひとつが、目に優しいこと。画面全体が黒っぽくなることにより、暗い場所でスマホを使っても目が疲れにくくなる。
もう一つのメリットが、バッテリーの節約に効果があること。画面に有機EL(OLED)を搭載したスマホの場合、黒色の部分は消灯して黒を表している。つまり、黒を基調としたダークモードなら、画面が消灯している部分が多くなるので、バッテリーの消費が抑えられるという仕組みだ。iPhoneの場合、iPhone X/XS/XS Max/11 Pro/11 Pro Maxのハイエンドモデルで有機ELが搭載されている。Androidスマホもハイエンドモデルには有機ELが搭載されていることが多いので、チェックしてみてほしい。
ダークモードでは、画面全体が黒色をベースにした配色に切り替わる。対応したアプリも黒色をベースにした配色になるので、目が疲れにくく、バッテリーも節約できる
iPhoneでダークモードを設定する
iPhoneでダークモードを設定するには、設定アプリの「画面表示と明るさ」で行う。iPhoneでは、ダークモードにする時間帯のしても可能だ。
iPhoneの場合、設定アプリで「画面表示と明るさ」を開く。常にダークモードを有効にするときは、「ダーク」を選択する
ダークモードにする時間帯を指定する場合は、「自動」をオンにする。「オプション」で「日の入りまでライト」を選択すると、日が出ている間はライトモード、日没時はダークモードになる。「カスタムスケジュール」を選択すると、ダークモードにする時間を直接指定できる
Androidでダークモードを設定する
Androidでダークモードを設定するには、設定アプリの「ディスプレイ」で行う。なお、Androidでは時間の指定はできず、ダークモードのオン/オフのみの設定が可能だ。
Androidの場合、設定アプリで「ディスプレイ」を開き、「ダークテーマ」をオンにする
確認のメッセージが表示されるので、「OK」をタップする
寝る前など、暗い場所で操作することが多い人には、絶対に設定して欲しいダークモード。また、ハイエンドモデルのスマホを使っている人なら、バッテリーの節約にもなるので、設定しておくのがお薦めだ。