月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年2月最新版】

ドコモの「ahamo(アハモ)」は月20GB+月5分無料通話付で月額2,970円と格安です。しかし、スマホで動画配信サイトをあまり見ない人にとっては、逆に割高になってしまいますよね。そこでオススメしたいのが「格安SIM」です。月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが圧倒的に安く利用できますよ。そこで今回は、24年2月時点でお得な月10GB以下の格安SIMがどれなのか紹介しましょう。

月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが安くなる!

大手キャリアからahamoやpovo(ポヴォ)、LINEMO(ラインモ)といった格安プランが登場してから、スマホの料金はずいぶんと安くなりました。

しかし、それでも月20GBのプランは月額3,000円程度するので、もし、データ通信を毎月20GBも使わないのであれば、割高になってしまいます。そこでオススメしたいのが月10GB以下の「格安SIM」です。

格安SIMとは大手キャリアから通信回線を借りて、独自のプランを展開する通信事業者のことで、大手キャリアより安いプランを提供しています。

そこで今回は、月6~10GBでお得な格安SIMがどれなのか紹介しましょう。これで、きっと今よりグッとスマホの料金が安くなりますよ!

■格安SIM料金プラン比較(音声プラン)

メーカー IIJmio NUROモバイル イオンモバイル J:COM MOBILE
データ容量 ギガプラン バリュープラス さいてきプラン データ盛
回線 ドコモ/au ドコモ/au/ソフトバンク ドコモ/au au
6GB     1,408円  
7GB     1,518円  
8GB     1,628円  
9GB     1,738円  
10GB 1,500円 1,485円(VL) 1,848円 1,628円
データ追加 1GB/220円 1GB/550円 1GB/528円 1GB/330円
かけ放題 通話定額5分+ 5分かけ放題 5分かけ放題 5分かけ放題
500円 490円 550円 550円
メーカー HISモバイル LIBMO LinksMate
データ容量 自由自在プラン なっとくプラン 音声通話+SMS+データ通信
回線 ドコモ ドコモ ドコモ
6GB     1,342円
7GB 990円   1,463円
8GB   1,518円 1,606円
9GB     1,705円
10GB     1,870円
データ追加 1GB/200円 1GB/330円 1GB/550円
かけ放題 5分かけ放題 5分かけ放題 10分かけ放題
500円 550円 935円

※「IIJmio」は「IIJmioひかりのセット割」で月額660円引きが適用可能
※「NUROモバイル」は3カ月ごとに「VM(5GB)プラン」で3GB、「VL(10GB)プラン」で6GB付与される
※「J:COM MOBILE」の「データ盛」はJ:COMのサービスを利用している人が適用可能
月7GBならHISモバイルの「自由自在プラン」が月額990円と安く、月10GBなら「NUROモバイル」の「VLプラン」が月額1,485円で最安値となりますが、IIJmioも月額1,500円とかなり安い水準です(表は編集部独自調査で作成)

月7GBプランなら月額990円の「HISモバイル」がダントツで安い!

自宅や会社にWi-Fi環境がある人は、通勤電車内でのWeb閲覧程度ですから、月10GBもいらないでしょう。そのような人には「HISモバイル」の月7GBプランがオススメです。

旅行会社H.I.Sと日本通信が立ち上げた「HISモバイル」は、日本通信のプランをベースにして、独自に「自由自在プラン」を展開しています。

「自由自在プラン」は月1GB~50GBまで5段階のプランがあり、月1GBは月額550円(月100MB未満なら290円)、月3GBは月額770円、そして、月7GBプランは月額990円という破格の安さを実現しています。

ちなみに、LIBM0(リブモ)の月8GBは月額1,518円、イオンモバイルの「さいてきプラン」は月8GBで月額1,628円で提供されています。

しかし、HISモバイルなら月7GBプランに+1GB(200円)を追加して月8GBにしても月額1,190円なので、かなり割安だと言えるでしょう。

「月10GBまではいらないけど、5GBでは足りない!」という人にはHISモバイルの「自由自在プラン」の月7GBがピッタリですね。

●HISモバイル(公式)→こちら

他社では月3GBプランが月額990円ですので、HISモバイルの自由自在プランが、月7GBで月額990円というのはダントツの安さと言えるでしょう(画像はHISモバイル公式サイトより引用)

月10GBならソニーの「NUROモバイル」が安い、お得なサービスで実質12GBに!?

やはり、スマホのデータ通信量は月10GBくらいほしいという人にオススメしたいのが、ソニーの「NUROモバイル」です。

NUROモバイルの「バリュープラス」は4つのプランがあり、月3GB(VS)プランが月額792円、月5GB(VM)プランが月額990円、月10GB(VL)プランが月額1,485円、そして月15GB(VLL)プランが月額1,790円で提供されています。

バリュープラスの月額料金はそのままでも最安値クラスなのですが、実はさらにお得なサービスが用意されています。それが「Gigaプラス」です。

「Gigaプラス」とはデータ通信量が3カ月ごとに自動的に加算されるサービスのこと。たとえば、月10GBの「VLプラン」では3カ月ごとに6GBがプレゼントされ、しかも余ったデータ通信量は翌々月まで繰り越せるようになっています。

つまり、VLプランでは年間24GB(6GB×4回)が追加されるため、実質平均で月12GBプランになると考えることもできます。

しかも、VLプランにはLINEのデータ通信費がカウントされない「バリューデータフリー」も適用されますので、月10GBプランでは他社の追随を許さない圧倒的な安さなのです。

ちなみに、月15GBの「VLLプラン」は月額1,790円ですが、Gigaプラスで3カ月ごとに9GBがプレゼントされますので、実質月18GBとなります。

●NUROモバイル「バリュープラス」→こちら

こちらがNUROモバイルの「バリュープラス」です。すべてのプランが最安値クラスですが、なかでも月10GBプランは「Gigaプラス」の増量分を加味しなくてもトップクラスの安さです(画像はNUROモバイル公式サイトより引用)

「Gigaプラス」では、VL(10GB)プランは3カ月ごとに6GB(年間24GB)がプレゼントされるので、実質的なデータ通信量は月12GBだと考えることもできます(画像はNUROモバイル公式サイトより引用)

品質や安心感優先なら「IIJmio」がオススメ!

格安SIMは確かに安いのですが“安かろう悪かろう”では意味がありません。何となく格安SIMの回線速度や繋がりやすさに不安があるという人には「IIJmio(アイアイジェイミオ)」がオススメです。

格安SIM最大手の「IIJmio」は、顧客満足度&シェアで3年連続1位を獲得するなど、サービスや回線品質の良さで定評があります。

しかも、23年4月から8ギガプランが月10GBに増量され、料金は月額1,500円に据え置かれました。これによって、月10GBプランとしては最安値クラスに躍り出たのです。また、au回線のeSIMも同料金で利用できるのも魅力的ですよね。

さらに、IIJmioの光回線「IIJmioひかりのセット割」を適用すると毎月660円も割引されるため、この条件をクリアできる人はかなり安く利用できることになります。

●IIJmio(公式)→こちら

格安SIMの最大手であるIIJmioはSIMカードシェアNo.1。また顧客満足度は3年連続No.1に輝くなど、格安SIMのなかでは回線速度が速く安定していると評判です(画像はIIJmio公式サイトより引用)

格安SIMの最大手のIIJmioの音声SIM(音声eSIM含む)は、5ギガプランが990円、10ギガプランも月額1,500円で、いずれも最安値クラスの安さです。しかも、光回線をセットで申し込むと月額660円も割引されるのが魅力的です(画像はIIJmio公式サイトより引用)

ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!

「LinksMate(リンクスメイト)」は、月額料金自体は安くありませんが、ゲーム、コンテンツ、SNSの通信量がカウントされない「カウントフリーオプション」が利用できるのが大きな魅力です。

スマホでゲームや動画、SNSを楽しんでいる人は多いと思いますが、データ通信量を大量に消費しているのは、これらのコンテンツを楽しんでいるときです。

LinksMateなら月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、特定のゲームや動画、SNS利用時のデータ通信量がカウントされないため、結果的にデータ通信量を大幅に節約できるというわけです。

LinksMate公式サイトによると、月10GBのコンテンツの通信料が1GB(90%以上)に削減されるとあります。

つまり、月額550円のオプションを契約することで、データ通信量を1/10にできるため、それまで毎月10GBのプランを契約していた人が月1GBのプランに変更できるとすれば、結果的にスマホの料金がグッと安く済むわけです。

もし、スマホでゲームや動画、SNSを毎日長時間楽しんでいる人なら、LinksMateへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

●LinksMate(公式)→こちら

■LinksMateのカウントフリー対象
【ゲーム】アークナイツ/アイドルマスター/アズールレーン/あんさんぶるスターズ!/ウマ娘/刀剣乱舞/にゃんこ大戦争/妖怪ウォッチなど多数
【コンテンツ】ABEMA/AWA/サイコミ/ニコニコ動画/pixivコミック/DMM GAMES/Mirrativ/U-NEXTなど
【SNS】Instagram/X/Facebook

LinksMateの月額料金はさほど安いわけではありませんが、カウントフリーオプションで動画やゲーム、SNSのデータ通信量がカウントされないのが大きな魅力となっています(画像はLinksMate公式サイトより引用)

月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、データ通信量を1/10に大幅に節約できるため、結果的にスマホの料金を安くすることも可能です(画像はLinksMate公式サイトより引用)

デジタルが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!

格安SIMはネットで申し込むのが基本となりますので、何かトラブルがあったときもネットでの対応となります。

そのことが不安で、格安SIMになかなか踏み出せない人も多いことでしょう。でも「イオンモバイル」ならそのような心配はありません。

イオンモバイルの月額料金は決して安いわけではありませんが、なんといっても全国200店舗以上のイオンの大型店に窓口があり、対面での申し込みやサポートが受けられるのです。

これはネットが苦手な人にとってはかなり安心できる要素なので、最安値でなくてもイオンモバイルに乗り換える価値は十分あるでしょう。

●イオンモバイル(公式)は→こちら

こちらがイオンモバイルの「さいてきプラン」の料金表です。月額料金はあまり安くありませんが、0.5GBから1GB単位で自分の好みのプランをチョイスできるのでムダがありません。また、60歳以上がお得になる「やさいいプラン」も用意されています(画像はイオンモバイル公式サイトより引用)

イオンモバイルは全国200店舗以上のイオンに設置された実店舗において、対面でのイオンモバイルの申し込みやサポートを受けられるのが大きなメリットです(筆者撮影)

まとめ|月7GBならHISモバイル、月10GBならNUROモバイルが最安値!

いかがでしょうか? 月20GBで月額3,000円程度のahamo、povo2.0、LINEMOも十分安いと思いますが、月20GBもいらないのなら、月10GB以下の格安SIMもチェックすべきでしょう。

なかでも、月7GBで月額料金が1,000円を切るHISモバイルの「自由自在プラン」は、圧倒的な安さです。

また、月10GBではNUROモバイルのVLプランが月額1,485円と最安値ですが、年間24GBも追加されるので、実質月12GBになるのは見逃せません。

もし、格安SIMに質を求めるなら、回線品質やサービスに定評のあるIIJmioがオススメ。

しかも、光回線に加入することで月660円も割引が受けられるため、条件をクリアできる人は月額料金がかなり安く抑えられます。

スマホでゲームや動画、SNSを毎日利用している人なら、カウントフリーオプションが利用できる「LinksMate」がいいでしょう。実質的なスマホの利用料がグッと安くなる可能性があります。

なお、格安SIMはネットで申し込むのが基本ですが、店頭でのサポートを受けたいということなら、イオンモバイルもアリでしょう。

月額料金は最安値ではありませんが、いつでも近所のイオンで相談できるのは安心ですよね。

※この記事は2024年2月9日時点での内容です。今後プラン内容や料金が変更される可能性があります。
※文中の価格はすべて税込です。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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