通信サービスには、ソフトバンクやauなどの大手キャリアから楽天モバイルやUQモバイルといった格安SIMまでさまざまな種類があります。多くの選択肢がある中、料金面や通信面、サービス面などを考慮して、乗り換えを検討する人はどの程度いるのでしょうか。今回は、MMDLabo株式会社が運営する「MMD研究所」が、18歳~69歳の男女40,000人を対象に実施した「2024年2月通信サービスの乗り換え検討に関する調査」をご紹介します。
乗り換え検討者は約3割!7月までに解約する意向
はじめに「現在利用している通信サービスからの乗り換え検討」についてたずねたところ、約7割(69.9%)が「検討していない」と答え、最も多い回答となりました。乗り換えや解約を検討する人は合わせて3割(30.1%)という結果でした。
次に、他の通信サービスへの乗り換え時期を決めている2839人を対象に、「他の通信サービスの具体的な乗り換え時期」をたずねたところ、36.9%が「2024年7月以降」と回答。「2024年4月中」、「2024年5月中」はそれぞれ14.8%、「2024年3月中」は12.0%という結果も出ています。乗り換えまでに複数のサービスを検討するため、数カ月後の解約を検討しているのではないでしょうか。
料金の高さが乗り換えの検討理由に
通信サービスの乗り換えを検討しているのはおよそ3人に1人であることがわかりましたが、乗り換えする理由は一体何なのでしょうか。
「他の通信サービスへの乗り換えを検討している理由」をたずねると、「料金が高いから」が30.4%と最も高い割合を占めました。その他、「他社のサービス、特典を魅力的に感じるから」(11.0%)、「通信が繋がりにくいから」(10.4%)などの回答もあがっています。
現在利用する通信サービスについて、サービス面や通信面に対し、「料金が見合っていない」と感じる人が多いことが伺えます。また、似た特典や通信速度でさらに低価格な通信サービスがあることも、乗り換え検討の要因になっているのかもしれません。
「楽天モバイル(MNO)」への乗り換え検討者が多い
続いて「乗り換え先として最も検討している通信サービス」を調査したところ、ドコモは「ahamo」、auは「UQモバイル」、ソフトバンクは「Y!mobile」と大手キャリア利用者は関連会社サービスへの乗り換えを検討する人が多い結果となりました。
関連会社サービス以外で見ると、「楽天モバイル(MNO)」への乗り換えが22.5%で最も検討されていることが明らかになっています。どの通信サービスを利用している人も、楽天モバイルへの移行検討者は18.5%を超え、人気を誇っていることがわかります。
楽天モバイルへの移行を検討している人は、楽天ポイントの特典や料金面を加味して選択しているのかもしれません。
出典元:【MMD研究所】
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