ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」は、最新スマホを実質半額で利用できる便利なサービス。その特徴は、分割払いで端末を購入し、その端末を返却すれば残りの残価の支払いが不要になる点です。
しかし、その「いつでもカエドキプログラム+」で端末を返却しないとどうなるのでしょうか。
この記事では、「いつでもカエドキプログラム+」を利用して端末を返却しなかった場合の試算とメリット・デメリットをご紹介します。
ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」とは?
ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」は、端末を返却することで最新機種をお得に購入できるサービス。端末を返却することが条件で、22カ月目までに返却すれば早期利用特典も受けられます。特に、自分の好きなタイミングで機種変更をしたい人や常に最新機種を利用したい人におすすめです。
いつでもカエドキプログラム+の主な対応機種
2024年3月現在、いつでもカエドキプログラム+に対応しているスマホは以下の通りです。
iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPhone 15、iPhone 15 plus |
Google Pixel 8 Pro、AQUOS sense8 SH-54D、Xperia 5 V SO-53D、Galaxy Z Flip5 SC-54D |
いつでもカエドキプログラム+で端末を返却しないとどうなる?
「いつでもカエドキプログラム+」では返却するタイミングを自分で選ぶことができますが、12カ月目、23カ月目での返却が一般的。一方、「いつでもカエドキプログラム+」で端末を返却しなかった場合はどうなるのでしょうか。それぞれの試算をご紹介します。
なお、今回は総額211,000円のスマホを想定して試算を行います。
12カ月目にスマホを返却しなかった場合
「いつでもカエドキプログラム+」では、端末代金が残価設定型分割払いになるため、今回の場合だと月々の分割支払金は5,000円となります。
23カ月目にスマホを返却しなかった場合
23カ月目にスマホを返却しなかった場合は、端末の残価96,000円を再度24回に分割して支払うことになります。
最終的に返却しなかったら?
「いつでもカエドキプログラム+」では24カ月目以降も返却が可能。すると、残りの残価の支払いは免除されますが、47カ月目まで払い終えれば端末は自分のものになります。
つまり、端末の返却の必要がなくなります。
いつでもカエドキプログラム+で端末を返却しないメリット
「いつでもカエドキプログラム+」で端末を返却しないメリットをご紹介します。
端末返却の手間がなくなる
「いつでもカエドキプログラム+」は返却時にWebもしくは店頭で返却申し込みし、送られてくる返送用キットに端末を入れて郵送で返却しなければなりません。しかし、そもそも返却しなければ、その手間がなくなります。
故障した場合の追加費用の心配がなくなる
「いつでもカエドキプログラム+」では、端末が故障した場合に備えて「smartあんしん補償」に入らなければなりません。「smartあんしん補償」の金額は4種類あり、故障した際の代金はその月額料金と端末返却時期よって変わります。
しかし、返却をしなければ故障時利用料はかかりません。
いつでもカエドキプログラム+で端末を返却しないデメリット
「いつでもカエドキプログラム+」で端末を返却しないデメリットをご紹介します。
お得感がない
そもそも「いつでもカエドキプログラム+」は返却をすることで新機種を約半額で利用できるというプログラムのため、47カ月使い続けているとお得感がなくなります。
たとえばiPhoneでは2年周期で新機種が出るため、新機種が出ても1年以上旧機種を使うことになってしまいます。
【iPhoneの場合】Appleで購入した方が安い
iPhoneの場合、ドコモよりもApple Storeで購入した方が端末代が安くなるように設定されています。
たとえば、iPhone 15シリーズの場合は以下の通り。
ドコモ | Apple | |
iPhone 15 128GB | 149,490円 | 124,800円 |
iPhone 15 256GB | 172,040円 | 139,800円 |
iPhone 15 512GB | 212,300円 | 169,800円 |
iPhone 15 Plus 128GB | 168,740円 | 139,800円 |
iPhone 15 Plus 256GB | 190,080円 | 154,800円 |
iPhone 15 Plus 512GB | 230,890円 | 184,800円 |
iPhone 15 Pro 128GB | 192,060円 | 159,800円 |
iPhone 15 Pro 256GB | 218,790円 | 174,800円 |
iPhone 15 Pro 512GB | 255,090円 | 204,800円 |
iPhone 15 Pro 1TB | 291,830円 | 234,800円 |
iPhone 15 Pro Max 256GB | 236,940円 | 189,800円 |
iPhone 15 Pro Max 512GB | 273,680円 | 219,800円 |
iPhone 15 Pro Max 1TB | 305,910円 | 249,800円 |
そのため、「分割でスマホ端末を購入したい」という場合、オフィシャルで購入した方が総額が安くなります。
まとめ
いつでもカエドキプログラム+で、23カ月目に端末を返却しなかった場合、端末の残価を再度24回に分割して支払うことになります。また、最終的に返却しなかった場合は、端末は自分のものになります。ただし、ドコモよりもApple Storeの方が安くiPhoneを購入できるため、プログラムを利用するメリットはないと言えるでしょう。