ドコモは、3G(第3世代移動通信方式)の「FOMA」と、携帯電話でインターネットやメールを利用できるサービス「iモード」の終了に関する特設サイトを公開した。2026年3月31日をもって終了することは以前から発表されていたが、FOMA 、iモードユーザーがスムーズに移行できるよう、サイトを開設し改めて告知した形だ。FOMA やiモードを利用中の人は新しい料金プランや機種の変更が必要となる。今回は、特設サイトで紹介されている内容について詳しくみていこう。
FOMA 、iモードサービス終了による影響は?
FOMAは2001年10月、iモードは1999年2月にサービスを開始し、ユーザーのインターネットやメールの利用を支えてきた。しかし、近年は4G・5Gの普及により利用者が減少しており、今回のサービス終了に至ったという。
サービス利用者が引き続きドコモを利用する場合、4Gや5Gに対応した料金プランや、機種に変更する必要がある。また、「iPhone 5c」「iPhone 5s」など4Gに対応した機種でもVoLTE非対応機種は音声通話が利用できなくなるなど、一部機能の制限が生じるという。
FOMA 423機種が利用できなくなる
提供が終了する料金プランは、FOMA旧料金プランをはじめ、ベーシックプラン、バリュープラン、キッズケータイプラン、カケホーダイ&パケあえる、2in1など124種類のプラン。終了するサービスは、iモードメール、iMenuなど13種類で、利用できなくなるFOMA機種は423種類。詳細は同社Webサイトで確認できる。
他のキャリアの動向をみると、KDDI(au)が2022年3月31日に3Gのサービスを終了。ソフトバンクは2024年1月31日に終了を予定していたが、令和6年度能登半島地震の発生を受けて、石川県在住のユーザーを対象に2024年7月31日まで、それ以外の地域のユーザーは4月15日までに延期している。
今回開設された特設サイトには、対象の機種が写真とともに掲載。FOMA、iモードユーザーに向けてのお知らせを目的としたものだが、見る人によってはつい懐かしんでしまうサイトかもしれない。