携帯料金や電気代、家賃など、毎月の支払いに追われがちな現代人。とくに携帯料金は家賃や光熱費と比べて支払いの優先順位が下がってしまい、気がついたら滞納していた…なんて人もいるのではないだろうか。今回は携帯料金を滞納してしまった人を対象としたアンケート結果を紹介。携帯料金支払いへの意識が少しでも高まれば幸いだ。
もっとも滞納しがちなのは20代
特産品ポータルサイトを運営するふるさと本舗は、2024年3月、携帯料金を滞納した経験のある男女100人を対象に「携帯料金の滞納に関する調査」を実施した。
まず、初めて携帯料金を滞納した年齢について、最も多かったのは20代で43%。次いで30代が26%、40代が19%という結果に。10代では親に払ってもらっていた月額料金を20代になって自分で支払うことになり、ついつい滞納してしまったという人が多いのかもしれない。次いで多かったのが子育て世代の30代~40代であった。
滞納期間については「1カ月」と回答した人が56%、「2カ月」が19%、「3カ月」が13%で、4カ月以上の人は計12%ほどであった。過半数の人は1カ月以内に支払っているものの、長期にわたって滞納している人も一定数いるため、支払いに対する意識を高める施策が求められる。
滞納したとき、身近な人からお金を借りる人が多数
滞納金額については全体の35%が「5千円~1万円」と回答しており、「1万円~1万5千円」が23%、「3千円~5千円」が21%であった。支払金額は契約しているプランや使用状況によるが、それほど高額の料金滞納ではなく、「電話やインターネットの使い過ぎ」といった原因は少ないように思われる。必ずしも「月額料金が高いから滞納してしまった」というわけではないようだ。
携帯料金を滞納したときの対処方法で最も多かったのは「家族・知人にお金を借りる」という回答で、半数近くを占めた。信頼関係のある身近な人からお金を借りて滞納分を支払うようだ。「友人・恋人にお金を借りる」「消費者金融でお金を借りる」という回答もそれぞれ全体の1割ほど。お金を借りることで滞納金は支払えるが、その場しのぎにしかならない。とくに身近な人から借りている場合は、関係性に傷がつく可能性があるというリスクも十分考慮しておきたい。
出典元:【ふるさと本舗Labの携帯料金の滞納に関する調査】
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