中古スマホの購入を検討したことがある人はどのくらいいるだろうか。中古スマホに対して「安い」「品質が不安」「保証がついていない」など長所・短所ともにさまざまなイメージを持つと思う。では実際に中古スマホを購入した人は何を決め手に選んだのか。中古品を扱う「Back Market(バックマーケット)」は、全国の男女310人を対象に、「中古スマホの購入」に関する調査を実施した。
中古スマホ購入の決め手は価格
「あなたはこれまでに中古スマホを購入したことがありますか?」という質問では、半数以上の人が「ある」と回答。「スマホは新品でなくても良い」と考える人が一定数いることが判明した。では中古スマホを購入する際、どのような理由で購入したのだろう。
中古スマホを購入したことがあると回答した人に、「中古端末を購入した理由を教えてください」と質問したところ、約4割が「価格が安いから」と回答した。新品のスマホは高額なため、少しでも出費を抑えたいという気持ちから、中古のスマホを購入したと推測される。次いで「2機目の端末が欲しかったから」と回答した人は10.0%と、中古品を仕事用やサブ機として利用する人もいるようだ。ほかにも「Wi-Fiで利用するから」や「欲しいモデルが中古しかなかったから」などさまざまな理由が続いた。
バッテリーの持ちが心配で中古スマホを選ばない
スマホを買い替える際、中古品を検討する可能性があるかの問いに対して、「ある」と回答した人は55.2%、「ない」は44.8%だった。
「ない」と回答した人に、中古スマホを選ばない理由を聞いたところ、1番多い回答が「バッテリーの持ちが気になるから」で16.5%の結果に。スマホはバッテリーが劣化すると、充電の持ちが悪くなり、外出時にも充電機が必要になる。スマホを買い換える理由としてバッテリーの劣化を挙げる人もいるほどなので、一番の懸念点となったようだ。次いで12.9%の人が「中古品の使用に抵抗があるから」と回答。古着などと同様に、見ず知らずの人が使用したものを購入するということに抵抗感がある人はいるようだ。ほかにも保証がないことや情報漏洩を心配する回答もあり、中古品を購入しない理由も人それぞれあるようだ。
またスマホを購入する上で重視するポイントを問いかけたところ、4割以上の人が「商品の状態」、次いで「機能性・スペックの高さ」、「価格の安さ」が続いた。中古品の良さである、価格の低さよりも商品の状態や機能面などを重視する人が多いことがわかった。