もし今、アナタのスマホが壊れたり紛失してしまったらどうしますか? 実は中国メーカーの「OPPO(オッポ)」にはスマホのデータをSDカードにバックアップして、丸ごと復元できる機能があります。万一に備えて、今すぐスマホデータのバックアップを取っておきましょう!
【目次】
1.OPPOならスマホデータを丸ごとバックアップできる!
2.OPPOのデータをSDカードにバックアップしてみよう!
3.SDカードのバックアップからOPPOのデータを復元する!
4.売却したり修理に出すときはOPPOを初期化しておこう!
5.まとめ
OPPOならスマホデータを丸ごとバックアップできる!
電話やLINEなどで24時間手放せないスマホですが、万一壊れたり紛失してしまうと途方にくれますよね。
でも、あらかじめスマホのバックアップを取っておけば、そのような事態に直面しても慌てる必要はありません。
ほかにも、スマホを修理に出すときは本体が初期化されることもあるので、バックアップを取っておけば、修理明けの躾(しつけ)がかなり楽になるのです。
今回紹介する、中国メーカー「OPPO(オッポ)」はコスパのよいAndroidスマホとして有名ですが、スマホデータをSDカードにバックアップして、スマホを丸ごと復元できる機能があります。
そこで今回は、もしものことがあっても困らないように、OPPOのデータをバックアップする方法と、そのデータからスマホを復元する方法を紹介しましょう。
OPPOのデータをSDカードにバックアップしてみよう!
それでは、さっそくOPPOのデータをSDカードにバックアップしてみましょう。今回はOPPO Reno5 Aを使った手順を紹介します。
まず、OPPOのSDカードスロットにバックアップ用のmicroSDカードを挿入しましょう。
もちろん、バックアップデータの容量より大きいmicroSDカードを利用してください。筆者の場合はデータ容量が7GB近くありましたので、16GBのmicroSDカードを使用しました。
次にOPPOの設定→「システム設定(その他の設定)」→「バックアップとリセット」→「バックアップと移行(復元)」を開き、SDカードに保存する場合は「ローカルバックアップ」を選びます。
続いて「システム設定の変更を許可する」をオンにしたら→「新しいバックアップを作成」を押しましょう。
すると、データ選択画面が表示されるので、すべての項目にチェックが入っているのを確認して「開始」をタップします。
最後にSDカードを使用する場合は「外部ストレージにバックアップする」を押せば、SDカードにバックアップが開始されます。
●OPPO「データのバックアップを取る方法(SDカード編)|OPPO」は→こちら
SDカードにバックアップする手順
なお、ハイエンドモデルのOPPO Reno10 Pro 5GにSDカードスロットがありませんが、USBケーブルを使ってパソコンにバックアップしたり、クラウドサービスへのバックアップも可能となっています。
SDカードのバックアップからOPPOのデータを復元する!
次に、初期化されているOPPOにmicroSDカードを挿入して、バックアップからデータを復元してみましょう。
途中までの手順はバックアップのときと同じですので、「設定」→「システム設定(その他の設定)」→「バックアップとリセット」→「バックアップと移行(復元)」→「ローカルバックアップ」と進みましょう。
すると、過去にバックアップしたデータが表示されるので、いずれかを選択して、復元したいデータを選択したら「開始」を押せばOKです。
バックアップデータの容量によっては時間がかかりますが、「完了」と表示されたら終了です。
●OPPO「バックアップデータの復元方法(SDカード編)|OPPO」は→こちら
SDカードのバックアップから復元する手順
バックアップ中は大量のアプリがホーム画面にズラリと復元されます。
しかし、その後しばらく待つと以前作成したフォルダまで再現されていたのには少々驚かされました。
さすがに、ウィジェットは自分で再設定する必要がありましたが、ほぼクローンのような感じで復元度は非常に高く、すぐにOPPOを昔と同じように使うことができたのです。
なお、スマホのストレージに復元された写真や動画は非常に容量が大きいので、改めてSDガード側に移動させておくといいでしょう。
売却したり修理に出すときはOPPOを初期化しておこう!
筆者はOPPO Reno5 Aを2021年から愛用してきたのですが、さすがに最近はバッテリーがヘタってきました。
そこで、メーカー(オウガ・ジャパン)のバッテリー交換修理に出すため、OPPOを一旦初期化することになり、SDカードにバックアップを取ることにしたのです。
ちなみに、街の修理屋さんでバッテリー交換をすると即日修理可能ですが、費用は1万2,000円~1万5,000円ほどかかります。
また、OPPOを初期化する必要はありませんが、変な業者に頼むと純正でないバッテリーに交換される可能性もあります。
これに対し、メーカー修理は4~5日かかりますが、バッテリー交換費用は往復の送料込みで6,500円と安く、確実に純正品に交換してもらえるのです。
ただし、OPPO本体は初期化して送る必要があるのが面倒です。そこでここでは、OPPOを初期化(工場出荷状態)する手順についても紹介しておきましょう。
その方法は簡単です。まずOPPOの設定を開き、「システム設定(その他設定)」→「バックアップとリセット」→「端末のリセット(データの消去とリセット)」→「端末のすべてのデータを消去する」の手順で進みます。
次に「すべてのデータを消去」をタップしたら、eSIMの設定情報を含めすべて初期化するときは「データとeSIMプロファイルを消去」を選択すればOKです。
●OPPO「スマートフォン/タブレットを初期化する方法|OPPO」は→こちら
OPPOを初期化する手順
まとめ
いかがでしょうか? 今回はOPPOのデータをSDカードにバックアップする方法と、復元する方法を紹介しました。
バックアップを取っておけば、万一故障したり紛失したりしたときも安心ですし、修理依頼したあとも簡単に復元できます。
OPPOユーザーなら、ぜひこの便利な機能を活用してみてください。
ちなみに、バッテリーを新品に交換したOPPO Reno5 Aは筆者の奥さんにあげて、自分はOPPO Reno10 Pro 5Gに乗り換えました。
ミドル機のOPPO Reno5 Aでもかなり満足していたのですが、実際にハイエンド機のOPPO Reno10 Pro 5Gに乗り換えてみると、サクサク感がまったく違うのに驚きました。
OPPO Reno10 Pro 5GではSDカードスロットや3.5mmステレオミニジャックが廃止されていますが、程度のいい中古なら4万円以下で買えるので、満足度は非常に高いモデルだと思います。
※サムネイル画像(Image:Gabo_Arts / Shutterstock.com)