月10GB以下で選ぶ格安SIMランキング【24年4月最新版】

ドコモの「ahamo(アハモ)」は月20GB+月5分無料通話付で月額2,970円と格安です。しかし、スマホで動画配信サイトなどを見ない人にとっては、逆に割高になるでしょう。そこでオススメしたいのが「格安SIM」。月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが圧倒的に安くなりますよ。そこで今回は、24年4月時点でお得な月10GB以下の格安SIMがどれなのか紹介しましょう。

月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが安くなる!

大手キャリアからahamoやpovo(ポヴォ)、LINEMO(ラインモ)といった格安プランが登場してから、スマホの料金はずいぶんと安くなりました。

それでも月20GBのプランは月額3,000円程度はするので、もし、データ通信を毎月20GBも使わないのであれば逆に割高。そこでオススメしたいのが月10GB以下の「格安SIM」です。

格安SIMとは大手キャリアから通信回線を借りて、独自のプランを展開する通信事業者のことで、大手キャリアより安いプランを提供しています。

そこで今回は、月5~月10GBでお得な格安SIMがどれなのか紹介しましょう。これで、きっと今よりグッとスマホの料金が安くなりますよ!

※「IIJmio」は「IIJmioひかりのセット割」で月額660円引きが適用可能
※「NUROモバイル」は3カ月ごとに「VM(5GB)プラン」で3GB、「VL(10GB)プラン」で6GB付与される
※「J:COM MOBILE」の「データ盛」はJ:COMのサービスを利用している人が適用可能
IIJmioとNUROモバイルが月5GBで990円ですが、HISモバイルの「自由自在プラン」なら月7GBで月額990円! 月10GBなら「NUROモバイル」の「VLプラン」が月額1,485円で最安値となります(表は編集部独自調査で作成)

月7GBまでなら月額990円の「HISモバイル」がダントツで安い!

自宅や会社にWi-Fi環境がある人は、通勤電車内でのWeb閲覧程度ですから、スマホのデータ通信量は月10GBもいらないでしょう。

そのような人には「HISモバイル」の月7GBプランがオススメです。

旅行会社H.I.Sと日本通信が立ち上げた「HISモバイル」は、日本通信のプランをベースにして、独自に「自由自在プラン」を展開しています。

「自由自在プラン」は月1GB~50GBまで5段階あり、月1GBは月額550円(月100MB未満なら290円)、月3GBは月額770円、そして、月7GBプランは月額990円という破格の安さを実現しているのです。

LINEMOが月3GBで月額990円、IIJmioのギガプラン月5GBが月額990円なので、HISモバイルの月7GBで月額990円というプランがいかに安いかが分かるでしょう。

「月10GBまではいらないけど、5GBではギリ足りない!」という人にはHISモバイルの「自由自在プラン」の月7GBがピッタリですね。

●HISモバイル(公式)→こちら

他社では月3GBや月5GBのプランが月額990円ですので、HISモバイルの自由自在プランが、月7GBで月額990円というのはダントツの安さと言えるでしょう(画像はHISモバイル公式サイトより引用)

ただし、ソニーの「NUROモバイル」のVMプランは月5GBで月額990円ですが、「Gigaプラス」というサービスで、3カ月ごとに3GBのデータ容量が加算されます。

つまり、年間12GBのデータ通信量が別にもらえるため、実質平均のデータ通信量は月6GBになると言えます。これについては次のコーナーで詳しく解説しましょう。

月10GBならソニーの「NUROモバイル」が安い、しかもGigaプラスで実質12GBに!

やはり、スマホのデータ通信量は月10GBくらいほしいという人にオススメしたいのが、ソニーの「NUROモバイル」です。

NUROモバイルの「バリュープラス」は4つのプランが用意されており、月3GB(VS)プランが月額792円、月5GB(VM)プランが月額990円、月10GB(VL)プランが月額1,485円、そして月15GB(VLL)プランが月額1,790円で提供されています。

バリュープラスの月額料金はそのままでも最安値クラスなのですが、実はさらにお得なサービスが用意されています。それが「Gigaプラス」です。

NUROモバイルのバリュープラスは月3GB~15GBまでの4種類があり、月5GB(VMプラン)以上なら「Gigaプラス」でデータ通信量が3カ月ごとに加算されるサービスを受けられます(画像はNUROモバイル公式サイトより引用)

「Gigaプラス」とはデータ通信量が3カ月ごとに自動的に加算されるサービスのこと。たとえば、月10GBの「VLプラン」では3カ月ごとに6GBが加算されます。

つまり、VLプランでは年間6GB×4回=24GBが追加されるため、実質平均で月12GBプランになると考えられるでしょう。

しかも、VLプランにはLINEのデータ通信費がカウントされない「バリューデータフリー」も適用されますので、月10GBプランでは他社の追随を許さない圧倒的な安さを実現しているのです。

ちなみに、月15GBの「VLLプラン」は月額1,790円ですが、Gigaプラスで3カ月ごとに9GBがプレゼントされますので、実質月18GBプランとなります。

●NUROモバイル「バリュープラス」→こちら

「Gigaプラス」では、VL(10GB)プランは3カ月ごとに6GB(年間24GB)がプレゼントされるので、実質的なデータ通信量は月12GBだと考えることもできます(画像はNUROモバイル公式サイトより引用)

品質や安心感優先なら「IIJmio」がオススメ -MNP乗り換えでスマホも安く買える!

格安SIMは確かに安いのですが“安かろう悪かろう”では意味がありません。何となく格安SIMの回線速度や繋がりやすさに不安があるという人にはドコモやau回線が使える「IIJmio(アイアイジェイミオ)」がオススメです。

格安SIM最大手の「IIJmio」は、顧客満足度&シェアで3年連続1位を獲得するなど、サービスや回線品質の良さで定評があります。

月5GBで月額990円なのはHISモバイルの月7GBには及びませんが、LINEMOよりはお得ですし、月10GBプランはNUROモバイルのVLプランに近い価格設定になっています。

しかも、IIJmioの光回線「IIJmioひかりのセット割」を適用すると毎月660円も割引されるため、この条件をクリアできるなら、かなり安く利用できることは覚えておきましょう。

●IIJmio(公式)は→こちら

格安SIMの最大手であるIIJmioはSIMカードシェアNo.1。また顧客満足度は3年連続No.1に輝くなど、格安SIMのなかでは回線速度が速く安定していると評判です(画像はIIJmio公式サイトより引用)

格安SIMの最大手のIIJmioの音声SIM(音声eSIM含む)は、5ギガプランが990円、10ギガプランも月額1,500円で、いずれも最安値クラスの安さです。しかも、光回線をセットで申し込むと月額660円も割引されるのが魅力的ですね(画像はIIJmio公式サイトより引用)

ちなみに、IIJmioではMNPで乗り換えるとき、同時にスマホを買うと大幅割引で購入することができるのも見逃せません。

たとえば、Androidスマホ「motog 24」や「Redmi Note 1OT」がたった110円から購入できるほか、iPhoneの中古美品も格安で買えます(24年4月5日時点)。

HISモバイルにはスマホの販売はありませんし、NUROモバイルもスマホの販売はありますが、種類が少なく価格は決して安くありません。

現状、格安SIMでここまでスマホの取り扱いが多く、しかも安く買えるところは少ないので、MNP乗り換えと同時にスマホも新しく買い替えたい人には見逃せないでしょう。

●IIJmio「SIMフリースマートフォンなど」は→こちら

IIJmioはMNP乗り換えの場合、Androidスマホが110円から購入できるほか、iPhoneの中古も格安で購入できるのが大きな魅力です(画像はIIJmio公式サイトより引用)

ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!

「LinksMate(リンクスメイト)」は、月額料金自体はさほど安くありませんが、ゲーム、コンテンツ、SNSの通信量がカウントされない「カウントフリーオプション」が利用できるのが大きな魅力です。

スマホでゲームや動画、SNSを楽しんでいる人は多いと思いますが、データ通信量を大量に消費しているのは、これらのコンテンツを楽しんでいるときです。

LinksMateなら月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、特定のゲームや動画、SNS利用時のデータ通信量がカウントされないため、結果的にデータ通信量を大幅に節約できるというわけです。

LinksMate公式サイトによると、月10GBのコンテンツの通信料が1GB(90%以上)に削減されるとあります。

つまり、月額550円のオプションを契約することで、データ通信量を1/10にできるため、それまで毎月10GBのプランを契約していた人が月1GBのプランに変更できるとすれば、結果的にスマホの料金がグッと安く済むわけです。

もし、スマホでゲームや動画、SNSを毎日長時間楽しんでいる人なら、LinksMateへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?

●LinksMate(公式)→こちら

■LinksMateのカウントフリー対象

【ゲーム】アークナイツ/アイドルマスター/アズールレーン/あんさんぶるスターズ!/ウマ娘/刀剣乱舞/にゃんこ大戦争/妖怪ウォッチなど多数
【コンテンツ】ABEMA/AWA/サイコミ/ニコニコ動画/pixivコミック/DMM GAMES/Mirrativ/U-NEXTなど
【SNS】Instagram/X/Facebook

LinksMateの月額料金はさほど安いわけではありませんが、カウントフリーオプションで動画やゲーム、SNSのデータ通信量がカウントされないのが大きな魅力となっています(画像はLinksMate公式サイトより引用)

月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、データ通信量を1/10に大幅に節約できるため、結果的にスマホの料金を安くすることも可能です(画像はLinksMate公式サイトより引用)

ネットが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!

格安SIMはネットで申し込むのが基本となりますので、何かトラブルがあったときもネットでの対応となります。

そのことが不安で、格安SIMになかなか踏み出せない人も多いことでしょう。でも「イオンモバイル」ならそのような心配はいりません。

イオンモバイルは全国200店舗以上のイオンの大型店に窓口があり、対面での申し込みやトラブル時のサポートが受けられるのです。

これはネットが苦手な人にとってはかなり安心できる要素なので、最安値でなくてもイオンモバイルに乗り換える価値は十分あるでしょう。

なお、イオンモバイルでは60歳以上専用の「やさしいプラン」が用意されており、月8GBプランは通常より安い月額1,408円で利用できます。

●イオンモバイル(公式)は→こちら

こちらがイオンモバイルの料金表です。月額料金は0.5GBから1GB単位でチョイスできるのでムダがありません。また、60歳以上がお得になる「やさいいプラン」も別途用意されています(画像はイオンモバイル公式サイトより引用)

イオンモバイルは全国200店舗以上のイオンに設置された実店舗において、対面でのイオンモバイルの申し込みやサポートを受けられるのが大きなメリットです(筆者撮影)

なお、実店舗で申し込める格安SIMということなら、HISモバイルは全国100店舗以上で申し込みが可能ですし、LIBMOはドコモのエコノミーMVNOなので、全国のドコモショップで手軽に申し込むことが可能となっています。

まとめ|月7GBならHISモバイル、月10GBならNUROモバイルが最安値!

いかがでしょうか? 月20GBで月額3,000円程度のahamo、povo2.0、LINEMOも十分安いと思いますが、月20GBもいらないのなら月10GB以下の格安SIMもチェックすべきでしょう。

なかでも、月7GBで月額料金が1,000円を切るHISモバイルの「自由自在プラン」は、圧倒的な安さです。

また、月10GBではNUROモバイルのVLプランが月額1,485円と最安値ですが、年間24GBも追加されるので、実質月12GBになるのは見逃せません。

格安SIMに質を求めるなら、回線品質やサービスに定評のあるIIJmioがオススメ。

しかも、IIJmioならMNP乗り換えでスマホも安く買えますので、月額料金とのトータル金額で考えるとかなりお得感があるでしょう。

もし、ネットが苦手で格安SIMを店頭で申し込みたいということなら、実店舗を構えるイオンモバイルやHISモバイル、ドコモショップでも申し込み可能なLIBMOなどがオススメになります。

※この記事は2024年4月5日時点での内容です。今後プラン内容や料金が変更される可能性があります。
※文中の価格はすべて税込です。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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