iPhoneのバッテリー残量が20%になると、「低電力モード」でバッテリーの消費を抑え長持ちさせることができますが、できればもう少し早く実行したいところ。そこで今回は、iPhoneのバッテリー残量が50%になったら自動的に低電力モードに切り替える設定方法を紹介しましょう。でも、低電力モードにすることで何かデメリットはないのでしょうか?
iPhoneのバッテリー残量が50%になったとき自動的に低電力モードに切り替える方法
24時間365日稼働しているiPhoneは、常にバッテリー残量が気になりますよね。
でも、iPhoneはバッテリー残量が20%になると、低電力モードに切り替える通知が表示されるので、「低電力モード」をタップすればバッテリーを長持ちさせることができます。
省電力モードになると、画面右上のバッテリーステータスアイコンの色が黄色になっているのですぐに分かりますよ。
低電力モードにすると、当然バッテリーの消費を抑えることができるわけですが、残量が20%になってからだと余裕がなさ過ぎて、焦ってしまうこともあるでしょう。
そのようなときは、バッテリー残量が「50%」になったら、自動的に低電力モードに切り替わるように設定してみてはいかがでしょうか?
これなら、早めに省電力モードに切り替わるので、次に充電するまでの時間が稼げるでしょう。
ただし、バッテリー残量50%で省電力モードに切り替わるようにするには、iPhone標準の「ショートカット」アプリで「オートメーション」機能を使うことになります。
さらに、iOS 17から実装された「すぐに実行」というオプションを組み合わせないといけないので、少々テクニックが必要になるでしょう。
バッテリー残量50%で自動的に低電力モードに切り替わるようにする手順
低電力モードを使うデメリットはないの?
iPhoneのバッテリーを長持ちさせるのに役立つ「省電力モード」ですが、いいことばかりではありません。
実は、5G通信や自動ロックまでの時間、ディスプレイの明るさ、メールの取得、自動ダウンロードといった機能に影響が出ます。
■省電力モードの影響を受ける機能
5G通信/自動ロック(デフォルトは30秒)/ディスプレイの明るさ/ProMotion ディスプレイ搭載モデルのディスプレイのリフレッシュレート(最大60Hzに制限)/一部のビジュアルエフェクト/メールの取得/iCloud写真(一時的に停止)/自動ダウンロード/アプリのバックグラント更新
●Apple「iPhone や iPad で低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせる」は→こちら
このなかで、とくに注目したいのは5G通信です。5G通信は4G通信よりも消費電力が大きいため、5G通信が可能なエリアであっても自動的に4G通信での接続になってしまうのです。
つまり、低電力モードにしているとデータ通信速度が落ちることになるので、これは大きなデメリットだと言えるでしょう。
ただし、5G通信が完全に無効化されるわけではなく、たとえばストリーミングビデオやビデオ通話時などは対象外となるようです。
なお、低電力モードはiPhoneを充電してバッテリー残量が80%まで回復すると自動的に解除されますが、低電力モード中にiPhoneを充電しているとバッテリーの消費が下がっているため、充電時間が短くなることもあるようです。
まとめ
いかがでしょうか? 今回はiPhoneのバッテリーを節約できる「低電力モード」を、残量50%のときに自動的に実行させる方法を紹介しました。
これで、いつもよりiPhoneのバッテリーを持たせることができるでしょう。
ただし、省電力モードには5G通信が使えないという大きなデメリットもあるので、状況に応じて上手に使い分けてください。