今や生活必需品といわれるスマートフォン。手元に1日ないだけでも困りものだが、中には数カ月から数年にわたり、スマホ無しの生活を送っていた人も一定数存在する。では、実際スマホを所有していないことにより、どのような不都合が生じたのだろうか。生活困窮者の自立支援の一環として、格安でスマートフォンが持てるサービス「誰でもスマホ」を提供する株式会社アーラリンクのアンケート調査から、探っていきたい。
スマホ無しの期間、およそ3人に1人は「1年以上」
株式会社アーラリンクが、スマホを持っていなかった時期がある596人にその期間をたずねたところ、最も多かったのは「1年以上」32.9%、次いで「1カ月以上3カ月未満」21.8%、「1カ月以上」21.6%、「3カ月以上半年未満」10.6%、「半年以上1年未満」9.6%だった。1カ月以上から半年未満が合計で54.0%と過半数を占める一方、1年以上スマホ無し生活を送っていた人が3人に1人いるという驚きの結果に。
事情はさまざまだが、携帯料金の滞納やクレジットカードの支払いができずに「ブラックリスト」に掲載され、やむなくスマホを手放したケースが多いようだ。スマホがないと連絡手段が限られるなど、さまざまな困りごとが出てくる。では実際、どのような困難に直面したのだろうか。
半数以上が仕事や人間関係で不都合を感じるなど、切実な悩みが浮き彫りに
続いて、スマホが無い生活で良くなかった・困ったと感じたことを聞いたところ、トップは「調べ物ができない」57.6%だった。情報を収集する手段が限られてしまい、約6割の人が苦労したようだ。次いで多かったのは「友人・知人との交友関係が維持しづらい」54.4%、「仕事探しや就職がしづらい」51.0%で、半数以上がスマホを所有していないことで、人間関係や仕事にまで影響を及ぼしている。また、行政や支援団体のサポートを受けようと思っても、スマホがないと連絡がとりづらく、43.6%の人が困った経験があると回答した。
また、実際のエピソードとして「スマホを契約できない、持っていないことを誰にも言えなくて苦しかった」「『番号教えて』や、『ライン交換しましょう』って言われた時は、言い訳に苦しみました」という孤独を訴える声や、「大事な人と連絡が取れず喧嘩になった。それ以来音信不通になった」「怪我で仕事を長期休みその後退職したが、新たに仕事やバイトをしたくても連絡すらできない。最悪の負の連鎖でした」という切実な声も。
このように、スマホを持てないいわゆる「通信弱者」になると、孤独を抱えたり生活に困ったりするなど、多くの問題が起きることが判明した。しかし、中にはさまざまな事情で契約できずに困っている人もいるだろう。
株式会社アーラリンクが提供するサービス「誰でもスマホ」は、ブラックリスト入りしたとても、必要な身分証さえあれば契約することが可能。周囲で困っている人がいたら、勧めてみてもいいかもしれない。
出典元:【株式会社アーラリンク】