今の時代、多くの人がスマートフォンを所有していますが、一体どのメーカーのスマートフォンが多く出荷されているのでしょうか。国内携帯電話端末の総出荷台数も気になるところです。今回は、ICT市場調査コンサルティングのMM総研が実施した「2023年度通期 国内携帯電話端末の出荷台数調査」をご紹介します。
13年連続1位獲得は「アップル」
はじめに「2023年度通期 メーカー別総出荷台数シェア(国内携帯電話端末)」を調査すると、アップルが13年連続で1位に輝きました。また、スマートフォン出荷台数シェアでも5割以上(52.5%)をアップルが占めています。国内携帯電話端末の総出荷台数、スマートフォン出荷台数シェアの結果から、安定して人気を誇っていると言えます。
続いて、2位以下のランキングを見てみましょう。国内携帯電話端末の総出荷台数は、2位がグーグル、3位がシャープ、4位がサムスン電子、5位が京セラ、6位がソニーといった順でランクイン。スマートフォン出荷台数シェアも、2位から4位までは同じメーカーがランクインしました。
2024年度の5Gスマホ出荷台数は2592万台! 3000台には及ばない見込み
では、2024年度の国内携帯電話端末の総出荷台数は2023年度から変化があるのでしょうか。同社によると、前年度から1.7%増加した2715万台が総出荷されると見込んでいます。また、2026年3月末に予定されているドコモの3Gサービスの終了により、2026年度の総出荷台数は2700万台を割り込む見込みのようです。
また、2024年度のスマートフォン出荷台数は2602万台と、前年度より2.2%増加すると予測されています。ドコモの3Gサービスの終了による買い替えなどにより出荷台数が増えるものの、中期的にみると3000万台に達する大幅な回復は見込めないと考えられています。
加えて、2024年度の5Gスマートフォン出荷台数は2592万台との予測です。オープン市場で一部5G非対応端末が継続出荷される程度にとどまることから、2026年度には5G対応が100%となる予測がされています。
本調査から、3Gの終了によりスマホの出荷台数が変化していることが明らかになりました。5G対応スマホが普及することで、4Gの終了も考えられます。その際にスマートフォン出荷台数やシェアがどのように変化するのか気になるところです。今後の動向からも目が離せません。
出典元:【MM総研】
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