スマホ選びでよく聞く単語が「ハイエンドスマホ」「ミドルレンジスマホ」という言葉。
たとえばiPhone 15 Pro Maxであれば「高いし、ハイエンドスマホだろう」と見当がつく方も多いでしょう。意外と難しいのはよく知らないスマホを店頭で見た時に「このスマホは性能が良さそうだけどハイエンドと言えるのか?」ということ。
今回は、スマホの作業用の領域(RAM)と内蔵ストレージ(ROM)を基準に「ハイエンド」「ミドルレンジ」の違いを解説します。
「ハイエンド」「ミドルレンジ」の違いは?
ハイエンドとミドルレンジの違いは、スマホの作業用の領域(RAM)と内蔵ストレージ(ROM)をベースに良く知られている有名なスマホをマッピングしてみると分かりやすいです。
Google PixelやGalaxy、iPhoneなどの有名なモデルや、中国製のスマホを並べてみると以下のような感じになります。
作業用領域(RAM)や内蔵ストレージ(ROM)が大きいほど、ハイエンドで負荷が高い処理などをサクサクこなせますが、機種代金は基本的に比例して高価になります。
RAMやROMが両方大きい機種には「iPhone 15 Pro Max」や「Samsung Galaxy S24 Ultra」が挙げられます。iPhone 15 Pro Maxの価格はモデルによっても違いますが、20万円前後が目安です。
一方で、普段使いでコスパを重視するなら「Google Pixel 7a」「OPPO A79 5G」などが候補となります。これらの端末は「ミドルレンジ」に相当します。
高性能のハイエンドスマホ
ハイエンドスマホはその名の通り「ハイエンド」で、高性能なチップや高機能カメラを搭載し、最新の3Dゲームや動画編集など重いアプリもサクサク利用できます。
ハイエンドスマホの主なおすすめ機種と販売時期、参考価格は以下の通りです。
・Samsung Galaxy S24 Ultra【2024年4月発売】
価格:256GB:189,700円、512GB:204,100円、1TB:233,000円
・iPhone 15 Pro Max【2023年9月発売】
価格:256GB:189,800円、512GB:219,800円、1TB:249,800円
ちなみに先ほどご紹介した図のうち、ハイエンドスマホ以外をグレーアウトすると以下の通りです。たとえばGalaxyやiPhone 15 Proの上位モデル以外だと、Xiaomi 13T Proなどがハイエンドに相当します。
なおハイエンドスマホは半導体不足や円安のあおりを受け、もともと高価だった価格がさらに上昇傾向です。ご自身の予算と価格を照らし合わせて検討することをおすすめします
普段使いにちょうどいいミドルレンジスマホ
ミドルレンジスマホは、ハイエンドスマホに比べて価格が安く、コストパフォーマンスが高いスマートフォンです。
ミドルレンジスマホの主な機種と販売時期、参考価格は以下の通りです。
・Samsung Galaxy S23 FE【2024年2月発売】
価格:88,000円
・Google Pixel 7a【2023年5月発売】
価格:69,300円
ミドルレンジスマホでも今は比較的高性能なCPUを搭載しているため、一般的なアプリやゲームの動作には問題ありません。また、カメラ性能も以前のスマホと比べると性能が高くなっており、日常の写真撮影には十分な性能を持っています。
ちなみに先ほどの図からミドルレンジスマホ以外をグレーアウトすると以下の通りとなります。
ただし、ハイエンドスマホに比べるとディスプレイやカメラの性能は劣ることが多いため、写真撮影などにこだわりがある場合は、必要な機能を有しているかチェックするようにしてください。
※サムネイル画像は(Image:「Samsung Japan」公式サイトより引用)