iPhoneでアプリをダウンロードする場合、今までは200Mバイトまでの制限があり、その制限を超えているアプリはWi-Fi環境下でしかダウンロードできなかった。しかし、iOS 13では200M超のアプリもダウンロードが可能。通信量の制限に注意が必要だ。
iOS 13ではアプリのダウンロード容量が無制限
(Image:Creativan / Shutterstock.com)
iOS12までは、200Mバイトを超えるアプリをダウンロードしようとした場合、「Appのサイズが200MBを越えています」というメッセージが表示され、ダウンロードができなかった。
しかし、iOS 13では、モバイル通信時でもダウンロードするかどうかの確認メッセージが表示される。ここで「ダウンロード」を選択すると、どれだけ大きなサイズでもダウンロードが可能。選択の幅は広がったが、通信量の制限に引っかかる可能性もあるので注意したい。また、外国へ旅行などに行っている際、海外ローミングサービスを使っているときにアプリをダウンロードすると、通信量で莫大な請求がされる可能性もあるので要注意だ。
200Mバイトを超えるアプリをダウンロードしようとすると、ダウンロードの確認メッセージが表示される。「あとでWi-Fiを使う」をタップするとダウンロードを中止、「ダウンロード」をタップするとモバイル通信でもダウンロードされる
モバイル通信時でダウンロードが進まないときは
モバイル通信時でアプリをダウンロードしようとした場合、ダウンロードが始まらなかったり、中々進まないことがある。このような場合は、ダウンロードを優先するようにすればよい。
ダウンロード中のアイコンをロングタッチする
メニューが表示されるので、「ダウンロードを優先」をタップ。これで、他の通信よりもダウンロードが優先されるようになる
小さいサイズのアプリでもモバイル通信時にはダウンロードしたくないときは
通信料節約のため、モバイル通信時にアプリをダウンロードすることがないという人もいるだろう。このような人は、アプリのダウンロード時には必ずダウンロードの確認メッセージを表示するように設定しておけばよい。このようにすれば、どれだけ小さなサイズのアプリでも、モバイル通信時にダウンロードすることを防げる。
設定アプリで「iTunes StoreとApp Store」を開き、「Appダウンロード」をタップする
「常に確認」を選択する。これで、小さなサイズのアプリをダウンロードするときも、確認のメッセージが表示されるようになる
このように、iOS 13ではアプリのダウンロードの制限が撤廃された形だ。アプリだけでなく、iTunes Storeで購入した映像作品などのダウンロードも可能になっている。だが、サイズの大きなものをモバイル通信でダウンロードすると、通信量の制限に引っかかったり、ダウンロードが中々できないということもある。できるだけ、Wi-Fi環境下でダウンロードしたほうがいいだろう。