それでは格安SIMの月20GBプランをチェックしてみましょう。
大手キャリアが提供するahamo、povo2.0、LINEMOは、いずれも20GBで月額3,000円前後ですが、格安SIMなら2,000円前後のプランが多数用意されています。
たとえば、イオンモバイル「音声プラン20GB」は月額1,958円。LIBMO(リブモ)の「なっとくプラン20GB」は月額1,991円と、2,000円を切る低価格で提供されています。
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LIBMOはあまり聞きなれない会社かもしれませんが、LIBMOを提供するのは静岡県を中心にエネルギーやケーブルテレビ、情報通信サービスなどを提供する上場企業「TOKAIコミュニケーションズ」です。
LIBMOの「なっとくプラン」には大容量プランも用意されており、月20GBで月額1,991円、月30GBで月額2,728円と、なかなかの低価格です。
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ほかにも、月20GBプランではIIJmio(アイアイジェイミオ)の「ギガプラン」が月額2,000円ジャスト、HISモバイルの「自由自在スーパープラン」は5分かけ放題付きで月額2,190円と格安で利用できます。
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月20GBを超えると格安SIMは割高になることも!
月20GB以上の大容量プランに対応する格安SIMは意外と少なかったのですが、24年3月にはIIJmioが月30~月50GBのプランを追加。
24年4月にはイオンモバイルが月200GBまでの大容量プランを10GB刻みで追加するなど、ようやく格安SIMでも大容量プランを利用できるようになってきました。
まず、月30GBプランでは日本通信の「合理的30GBプラン」が、月70分無料通話か5分かけ放題付きで月額2,178円で提供されています。
通常は月20GBで2,000円前後しますから、これは驚きの低価格です。
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次に、IIJmioの大容量プランの月40GBは月額3,300円、月50GBは月額3,900円と格安で提供されています。楽天モバイルと比べると料金的にはやや不利ですが、IIJmioでは高速なドコモやau回線が利用できるのがポイントになります。
月50GBを超えると、対応する格安SIMは極端に少なくなります。
たとえば、ドコモの格安プランahamoなら、基本の月20GBに月80GBのデータ通信量オプションを追加した大盛りが月100GBで月額4,950円となっています。
もちろん、ahamoならドコモの高速5G回線が使えるので安心ですね。
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さらに、基本料金0円のpovo2.0も、24年4月25日から新たに「データ使い放題(7日間)12回分」と「データ追加300GB(90日間)」という2つのデータトッピングを導入しました。
まず、データ使い放題(7日間)12回分は、7日間の5G無制限が12回使えて9,834円。7日間×12回=84日間(約3カ月)なので、1カ月換算では楽天モバイルと同じ3,278円になります。
単純計算では1カ月=28日換算になりますが、povo2.0のトッピングは、購入完了時刻から24時間経過ごとに1日として取り扱うことになっているので、初回を日付が変わった直後の深夜0時過ぎに適用すると、期間満了日の23時59分59秒まで有効まで使えるため、実質8日間使えるんですね。
もうひとつのトッピング「データ追加300GB(90日間)」も9,834円ですが、1カ月換算では100GBで3,278円となります。ahamoの大盛りには5分かけ放題が含まれるとはいえ、データ通信に関してはahamoより月1,672円も安くなりますよ。
もちろん、povo2.0では高速なau回線(5G)を利用できるので、安心して使えますね。
●povo2.0「povo2.0、約1カ月間あたり3,278円で使える「データ使い放題(7日間)12回分」と「300GB(90日間)」トッピングを提供」は→こちら