iPhoneのフリーボードってみなさん、どれくらい使っていますか?正直「たまには使うけれど、たとえばSiriほど頻繁に使うわけではない」という方が多いのでは。たとえばGoogleトレンドで、フリーボードとSiriの検索における人気度を比較すると、5倍から6倍ほどの非常に大きな差があります。
機能があることはみんな知っていても、意外と使っていない感が強い「フリーボード」。そんなフリーボードの楽しい活用術の例を今回は5つほどご紹介します。
【活用術1】欲しいものや買ったものをフリーボードにペタペタと貼り付ける
フリーボードは、欲しいものリストや購入した商品の記録を視覚的に管理したいときにおすすめ。ネットショッピングで気になった商品の画像をスクリーンショットで保存し、フリーボードに貼り付けるだけで、簡単にビジュアル的な欲しいものリストが完成します。
フリーボードは手書きにも対応しているので、ペタペタと画像を貼り付けたうえで「お店でも見てみて、素材が良くて1000円以内だったら買う」など画像の上からメモするのも楽しいです。手書きメモが追加できる自分だけのピンタレストみたいですね。
ちなみにフリーボードはサイズに制限がないので、縦に横にどんどん貼り付ける画像を増やしていくこともできます。
写真とステッカーを合成してコラージュを作る
フリーボードを使えば、お気に入りの写真やイラストなどを組み合わせて、簡単にオリジナルのコラージュを作成できます。
たとえば、友人への誕生日メッセージカードをフリーボードで作り下ろすといった用途に使えます。またSNSのプロフィール画像なども作ることができますし、より作り込んだうえで後からリサイズして自作LINEスタンプにしてみるのも面白いですよ。
お絵描き
フリーボードは、デジタルキャンバスとしても活用可能。指やスタイラスペンを使って、自由に絵を描くことができます。
いろいろな太さや色のペンツールを使い分けることで、より表現豊かな作品を作ることができます。こうして作った手書き素材と、先にもご紹介した通り写真やステッカーを合成してみるのもおすすめです。
マインドマップを作る
アイデアの整理やプロジェクトの計画立てに、フリーボードを使ってマインドマップを作成するのもおすすめ。中心となるアイデアを配置し、そこから関連する概念や情報を書いていくことで、思考を整理して新しいアイデアを生み出すことができます。
また、先述した通りフリーボードには画像が貼り付けられるため、そのアイデアの元となった画像やイメージ画像を貼り付けることでより整理しやすくなるでしょう。
ちなみに筆者はマインドマップを広げていったうえで「ヨガウェアが欲しい」となったら、良さげなヨガウェアの画像を探してきて貼り付け「上下合わせて〇円なら買う」などメモしたりしています。
Kindleを読みながらメモをとる(※iPad推奨)
Kindleなどで電子書籍を読みながら、マルチウィンドウ機能でメモをとることも可能。なお、その場合はiPhoneだと画面が小さくなってしまうので、iPadでの利用もおすすめします。
本の中の図表や画像をスクリーンショットで取り込み、フリーボードに貼り付けることもできます。さらに自分の考えや解釈を追加したり、手書きでメモやイラストを追加したりもできます。
キャンバスの広さに制限がないのも実はすごい!
そしてフリーボードの大きな特徴の一つは、キャンバスの広さに制限がないことです。そのため一度作ったマインドマップを無限に広げることもできますし、お買い物メモもどんどん縦に横に広げていくことができます。必要に応じてズームインやズームアウトすることで、全体像と詳細を同時に把握できます。
たとえばフリーボードをマインドマップとして使う場合、意外と「動作が軽量」「手書き入力に対応」「サイズに制限がない」アプリ自体が貴重です。
有名なマインドマップアプリでも、どんどん広げていくと動作が重くなったり、手書き入力に対応していなかったりすることが多いものです。マインドマップが異様に重かったり、処理落ちしたりした際のがっかり感の大きさは言うまでもないですよね。
つまりフリーボードほど小回りが利いて、実用的で、サクサク動いて手書きもできるアプリはとても貴重です。しかもデフォルト機能なのでアプリインストールが不要です。
機能として決して無名ではないのに、いま一つ不遇な感じがある「フリーボード」。みなさんも普段、そう言えばフリーボードって使っていないなと思ったらぜひ使ってみてくださいね。
※サムネイル画像(Image:nikkimeel / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています