Apple Watch(アップルウォッチ)の転倒検出機能の仕組みとONにする方法 命の救世主となるかも

時計としてだけではなく、今やヘルスケアデバイスとして確固たる地位を確立したApple Watch。そんなApple Watchには、シリーズ4以降、心拍数やアクティビティの測定だけでなく「転倒検出機能」が搭載されている。今回は、いざという時に役立つ転倒検出機能について紹介していく。

「転倒検出機能」の仕組み

Apple Watch(アップルウォッチ)の転倒検出機能の仕組みとONにする方法 命の救世主となるかも

 転倒検出機能とは、ざっくり言えば

 

「Apple Watchをつけた人が転倒した、または何か大きな衝撃を受けたとき、119番などの緊急連絡先に通報してくれる機能」

 

のことである。
 ただ、すぐに転倒したからといってすぐに通報されるわけではなく、

 

1:Apple Watchが転倒を感知すると画面に「SOS」と「大丈夫です」の2つの選択肢が表示される。
2:「大丈夫です」をタップすると通報はしない。「SOS」をタップすると通報する。

 

といった手順で通報される。
 通報先には、転倒した人の位置情報も送られるため、おおよそどこで転倒したのかがわかるようになっている。

 

 なお、1分間なんの反応もなかった場合は30秒のカウントダウンが警告音と共に始まり、カウントダウンが終わると自動的に通報されるので、無事な場合はちゃんと「大丈夫です」をタップしよう。

「転倒検出機能」をON/OFFにする方法

 転倒検出機能は以下の手順でON/OFFが可能だ。

 

1:iPhoneのApple Watchアプリで「マイウォッチ」をタップする。
2:「緊急SOS」をタップする。
3:「転倒検出」のON/OFFを選択する。

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 なお、使用者が65歳以上の場合、この機能は自動的にONとなっている。

 

 ちなみに、通常緊急連絡先は「119番」だが、

 

1:iPhoneの「ヘルスケアアプリ」をタップする。
2:「メディカルID」をタップする。
3:「緊急連絡先」を追加する。

 

という手順で追加することも可能だ。

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 例えば、小さな子どもにApple Watchを持たせる場合はその父親や母親の連絡先を登録しておいたり、お年寄りの場合は自分の子どもの連絡先を登録したりしておけば、いざというときスムーズに連絡することができるだろう。

 

 また、このメディカルIDには体重や身長の他にも「病気/けが」「医療メモ」「アレルギーと反応」「使用中の薬」「血液型」「臓器提供の意思」などの項目があり、あらかじめ入力しておけば駆けつけた救急隊員の人たちもスムーズに対応できる。

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備えあれば憂いなし。Apple Watchが命の救世主となるかもしれない

 Apple Watchは、時計でありながら一種の「健康機器」でもある。Appleの発表によれば、Apple Watchによって実際に命を救われた人もいるとのこと。自分自身の身を守ることはもちろん、小さなお子さんや歳を重ねた親の命を守るためにも、転倒検出機能はぜひ活用してもらいたい。

文=ミヤモトマサシ/フリーライター

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