意外と知らない「5G対応スマホ」って具体的にどの機種なのか?

4G回線の20倍の速度で、遅延は4G回線の10分の1である「5G」。5Gが普及することでモバイル回線でより高画質な映像を楽しんだり、快適な速度でゲームができるようにもなるでしょう。

とはいえ、実際に家電量販店や携帯ショップに並んでいるスマホを見た時に「どの機種が5G対応で、どの機種が5Gではないのか」が分かりづらいと感じることもあるのでは?そこで今回は、5G対応スマホの具体的な機種をご紹介します。

そもそも4Gと5Gとは?対応状況の違い

そもそも「4G」「5G」とは、それぞれ「第4世代移動通信システム」「第5世代移動通信システム」の略。4Gは2010年にドコモ、2012年にauとソフトバンクが提供開始。そして5Gは、2020年頃からドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルが都市部を中心に提供開始。5Gでは冒頭でも記載した通り、4Gよりも圧倒的な回線速度が期待されます。

ただし5Gの提供が開始されてから、2024年時点で4年ほどが経過しますが、地方には十分に行き渡っていないのも事実です。

(画像は「au」公式サイトより引用)

こちらはauの2024年5月末現在のサービスエリア。一番色が薄い黄色のエリアは4Gエリアで、まだ5G未対応。黄色のエリアは、やはり地方で目立ちます。つまり5Gは都市圏を中心に広がっているものの「全国的に利用できる通信である」とは言えない現状。よって「5G対応スマホ」に馴染みがない方も、全国的に見るとまだまだ極めて多いと思われます。

4Gから5Gにすると「SIMカード」はどうなるの?

逆に言えば都市部であれば、すでに5Gは十分に普及しています。そして詳しくは後述しますが、iPhone 15やGoogle Pixel 8などは5G対応スマホです。都市部の方はスマホの買い替えを機に、5Gを新たに使えるようになる場合も多いでしょう。

そこで地味に気になるのが、4Gと5GでSIMカードは違うのか。たとえばドコモの場合、5G対応の料金プランは、eximo、irumo、ahamoの3種類。つまり、ドコモのすべての料金プランが5Gに対応していますしかし、プランが同じでも「4G」「5G」でSIMカードの形状や仕様が違う場合、ちょっと対応が面倒ですよね。

結論から述べるとSIMカードの差し替えはキャリアとこれまで使用していたSIMカードの形状によって異なります。

機種変更時は新規でSIMカードが発行される場合とされない場合がありますが、発行された場合は端末と一緒に届いたSIMカードを本体に挿入。発行されない場合は、古い端末のSIMカードを抜いて新しい端末に入れましょう。なお、eSIMの場合は差し替えの必要はありません。

5G対応のSIMカードは4Gエリアでの通信は可能?

5G対応のSIMカードは、5Gの周波数帯に対応していますが、4Gの周波数帯にも対応しています。そのため、5G対応のSIMカードを使っていても、4Gエリアでの通信は可能。地方に帰省する際などにも心配はいりません。

関連記事

TOPICS
iPhone&Android最新記事

RANKINGランキング

6:00更新