「物理キーボード搭載のスマホ」は今でも買える? 入手可能な機種をチェックしてみた!

BlackBerryに代表される「物理キーボード搭載のスマホ」にいまでも憧れや懐かしさを感じる方は少なくないのでは。

一方、近年のスマホは「大画面化」の傾向が続いており、物理キーボードはおろかホームボタンも廃する流れが長く続いています。2024年現在でも使える「物理キーボード搭載のスマホ」はあるのでしょうか。

結論から言えば、数は多くはないものの購入候補となり得るスマホはいくつかあります。今回はいくつか「現役で使える物理キーボード搭載のスマホの例」をご紹介します。

物理キーボード搭載のスマホが欲しい際の購入候補となるスマホの例

ではさっそく、2024年現在も購入可能な物理キーボードを搭載したスマホの例をご紹介します。

Minimal Phone

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(画像は「Minimal Phone」公式サイトより引用)

2024年4月からプレオーダーが開始された「Minimal Phone」は、電子ペーパーのディスプレイにQWERTY配列の物理キーボードが搭載されたスマホ。また、E Inkディスプレイは低消費電力で、1時間のフル充電で最大4日間の使用が可能です。

購入価格は、日本円換算で約5万9,000円(399ドル)です。ただし399ドルはプレオーダー価格であり、今後は499ドルへの値上げが予定されています。なおMinimal Phoneはもともと「Indiegogo」にてクラウドファンディングが実施された端末であり、Indiegogoによると2024年8月現在は「プロトタイプ」の段階です。

完成品の評判を見てから購入を検討したい、という方はいましばらくは「様子見」をおすすめします。

Titan Slim

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(画像は「Unihertz」公式サイトより引用)

「Titan Slim」は2022年に発表された物理キーボード付きスマホ。ディスプレイは4.2インチと小さめのため、物理キーボードを使って片手でのタイピングをしたい場合にもちょうどいいサイズ感。

やや古い端末で、Antutuベンチマークではおおむね22万点程度(※ハイエンドスマホでは低くとも100万点~。150万点を超えるスマホも近年は多いです)。とはいえサブ端末としてブラウジングやLINE、メールを行うといった用途であれば2024年現在でも十分に利用可能です。

BlackBerryのファンの方にとっては、キーボードのサイズ感がBlackBerryと比較的近いのも嬉しい点ではないでしょうか。日本で購入する場合、Unihertzの公式サイトでの販売価格(※2024年8月時点)は約48,500円(329.99ドル)です。

iPhoneで物理キーボードが使えるケースを外付けする手もある

物理キーボードがついているスマホのOSはいずれもAndroidです。iPhoneで物理キーボードを使いたい場合は、物理キーボードがついているケースを利用するのもおすすめ。

iPhoneで物理キーボードが使えるケースを外付けする方が良いかも?1

(画像は「Clicks Keyboard for iPhone」公式サイトより引用)

たとえば2024年1月に発表された「Clicks Keyboard for iPhone」は、ケース内部に出っ張っているUSB-Cポートに本体を挿して装着すれば、ケース表面の物理キーボードを使用可能になるケース。

日本で購入する場合の価格は21,100円~(※PlusおよびPro/Pro Maxは別価格)。iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Max、iPhone 15の全モデルに対応しています。Clicks Keyboard for iPhoneの公式サイトから購入可能で、日本への発送も可能です。

ちなみに「Blackberry」はどうなった?

ちなみに冒頭でも名前を出した、物理キーボード搭載スマホの代表格「BlackBerry」は2024年現在、現在ではスマートフォン市場からほぼ姿を消しています。国内で販売されたBlackBerry最後の端末は、2020年に発売された記念モデル「BlackBerry KEY2 Last Edition」です。

BlackBerryの隆盛と衰退はカナダで映画化もされ、第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されるなど話題にもなりました。一方で2024年現在、スマホとしてのBlackBerryには特に本格的な復活や新製品発売の動きは見られません。5G対応の上で大々的にブランドが復活するという噂が立ち上っては消えているのが現状です。

物理キーボード搭載のスマホには一定の愛好家が存在していることは間違いなく、5G対応のBlackBerryが登場したら市場が活性化することも間違いないでしょう。よって「5G対応のBlackBerry」の噂の再燃や、ブランド復活も期待されるところです。

※サムネイル画像は(Image:​「Minimal Phone」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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