生活するうえで必要不可欠なスマートフォンは、どの頻度で買い替える人が多いのでしょうか。そこで今回は、「最新の買い替え動向調査」をご紹介します。
若年層は3年以内の買い替えが多く、40代以上は長期利用する人が多い
株式会社Grape Marketingでは、全国のiPhoneユーザー502人を対象に「最新の買い替え動向調査」を実施。
まずはじめに年代別の買い替えサイクルをみていきましょう。3年以内に買い替えをおこなうと回答した年代の中で高い割合を占めたのは、20代の約48%、30代の約40%でした。特に20代は2年以内の買い替えが17.6%と、各年代の中で最も高い割合でした。
一方、40代・50代以上は45.2%が4年以上使用すると回答しており、同じiPhoneを長期的に利用する人が多いことがわかっています。特に50代以上は5年以上利用する人が多く、20代と比較すると2倍以上長期利用していることがわかるでしょう。
次にスマホ買い替えの主な動機を調査しました。全年代で最も回答が多かったのは「バッテリーの劣化」。このことから、スマホのバッテリー切れは生活に支障をきたすほど重要なものになっているといえるのではないでしょうか。また、2番目に多かった「不具合・故障」の回答からも、スマホが使えないことに不便さを感じる人が多いとわかります。
そして、若年層では“分割払いが完了したタイミングで買い替える”という回答が目立ちました。
どの年代もキャリア・MVNOでの買い替えがメイン|支払い方法は年代によって異なる結果に
次に、年代別iPhoneの購入店舗や端末代金の支払い方法をみていきましょう。購入店として全年代で最も多かったのはキャリア・MVNOでした。Apple Storeでの購入率が最も高かったのは20代で、家電量販店での購入率は高齢層ほど高くなっていることも明らかになりました。
続いて端末代金の支払い方法を調査すると、30代以下では6割超が分割払い、40代以上では約半数が一括払いであることがわかりました。また、若年層では規定月数以降の端末返却を条件に最終月支払額が免除となるプログラム「端末購入プログラム(買い替えプログラム)」を利用する人も多くみられます。
iPhone 16の購入を検討している人は20代男性が最多の割合に
最後に、iPhone 16の価格やスペックは正式発表されていない段階でのiPhone 16の購入意向を調査しました。
「購入する」と回答した人を年代・性別でみると、20代男性が17.2%で最も多い回答になりました。「スペック・価格の発表後に検討」という回答をあわせると44.8%で、約半数の20代男性が購入を検討していることがわかります。一方、「購入しない」と回答したのが最も多かったのは50代以上の女性でした。
本調査から、年代によって買い替えサイクルが異なることがわかりました。若年層は高齢層と比較してスマホの利用時間が長いと考えられます。このことから、バッテリーの劣化が速かったり、故障する頻度が多かったりするため、買い替えサイクルが短いのではないでしょうか。また、分割払いが完了したタイミングで買い替える人も多く、新しいものに注目している人の割合も多いことがわかりました。
出典元:【スマホおすすめガイド】
※サムネイル画像(Image:Farknot Architect / Shutterstock.com)