4G回線に加え、都市圏では5G回線の利用も進む中でも「使い慣れている」という理由で3G回線のガラケーやスマホを利用している人もいるのでは。
しかし、2024年9月現在もまだ3G回線の提供を続けているのはドコモのみ。そのドコモも2026年3月に3G回線の提供を終了する予定です。そのため、まだ3G回線を利用している方は2026年3月までに4G対応の端末に機種変更する必要があります。
そこで今回は「3G回線の端末を使い続けている人は、機種変更がマストなのか」を解説します。
3G回線はいつまで使える?
結論から言えば3大キャリアのうち、3G回線を2024年9月現在も提供しているのはドコモのみ。auとソフトバンクはすでに提供を終了しています。
【2026年3月まで】ドコモ
NTTドコモは、2026年3月31日に3G回線のサービス「FOMA」および「iモード」を終了する予定です。大手キャリアの中では最も長く3G回線を利用できることになります。
【終了済み】au・ソフトバンク
auは、大手キャリアの中で最も早く3Gサービスを終了しました。2022年3月31日に3G携帯電話向けサービス「CDMA 1X WIN」のサービスを終了しています。またソフトバンクは当初2024年1月31日に3G回線の停波を予定していましたが、延長されて2024年4月15日に終了。ただし、石川県在住の方に限り、被災地の状況を踏まえて2024年7月31日まで3Gサービスの終了を延期していました。
とはいえ石川県の方向けの3G回線のサービス延長も終了済みであり、現実的にガラケーを長く使い続けてきたauユーザーの方やソフトバンクユーザーの方は機種変更を検討する必要があるかもしれません。
3G回線終了後は機種変更がマストなの?
ドコモユーザーであろうと2026年の3G回線の終了後は、多くのユーザーにとって機種変更は避けられない選択となります。しかし、一部の端末では3G停波後も4Gを利用できる可能性があります。詳しく見ていきましょう。
3G停波後も4Gを利用できるiPhoneの例
iPhoneの一部機種では、3G停波後も4Gを利用できる可能性があります。たとえば、iPhone 6以降のモデルは4G LTEに対応しているため、3Gサービスが終了しても通信を継続して利用できる可能性があります。たとえばiPhone 6の場合、通信のオプションから「4Gをオンにする」ことができます。
回線を切り替える場合、設定アプリを開いて「モバイル通信」→「通信のオプション」と進み、「4Gをオンにする」をタップ。その後、「音声通話とデータ」をタップして完了です。ただし上記はあくまでiPhone 6の場合です。具体的な機種によって状況が異なる場合があるため、詳細については各キャリアに確認することをおすすめします。
3G回線終了後はガラケーは利用できなくなるの?
3G回線の終了後、残念ながら非常に多くのガラケーが利用できなくなります。4G回線の登場以前に販売されたガラケーは、3G回線のみに対応していることが極めて多いためです。
ただし、ガラケーの操作感で4Gに対応している「4G対応フィーチャーフォン」「ガラホ」もあり、そちらは引き続き利用可能。どうしてもガラケーを使い続けたい場合はこうした機種の使用をおすすめします。
2024年9月現在でも3G回線向けの端末を利用している方は、2026年までに計画的に機種変更を進めましょう。