ドコモの「ahamo（アハモ）」は、24年10月1日より月20GBから月30GBに増量されます。料金は月額2,970円のまま据え置きですから、これはなかなか良心的ですよね。でも、ahamoの月30GBで月額2,970円という料金は他社の格安SIMなどと比較して、本当にお得なのでしょうか？
ahamoは10月から20GB→30GBに増量でも料金据え置き！
ドコモは「ahamo」のデータ通信量を24年10月1日より月20GBから月30GBに増量すると発表しました。しかも、料金は据え置きで月額2,970円のまま。これはおそらく、ソフトバンクの「LINEMO」が7月末に投入した「ベストプランV」への対抗措置でしょう。なお、ahamoの既存ユーザーはとくに手続きをしなくても自動的に適用されます。
また、海外で使えるデータ通信量も30GBまで使えますし、「ahamo 大盛り」や「ahamo ポイ活」も価格据え置きで10GB増えて110GBになります。ほかにも、「dカードボーナスパケット特典」によるahamoの月間利用可能データ量も、「dカード」の場合は21GBから31GBに、「dカード GOLD」の場合は25GBから35GBに増量されますよ。
●ahamo「10/1から、月額料金はそのまま月間利用可能データ量が20GBから30GBに増量！」は→こちら
10月1日より、ahamoは価格据え置きのまま10GB増量されることになりました。これでahamoは月30GBで月額2,970円、大盛りは月110GBで月額4,950円となります（画像はahamoのニュースリリースより引用）
ahamoの月30GBは他社と比べどのくらいお得なのか？
10月より、価格据え置きのまま10GBも増量されるahamoは、月30GBで月額2,970円、大盛りは月110GBで月額4,950円です（いずれも5分かけ放題付き）。しかし、他社の格安SIMなどと比べると、どのくらいお得なのか気になりますよね。
まず、月30GBのプランで比較すると、イオンモバイルの月30GBプランが月額2,508円、IIJmioの月30GBプランが月額2,700円、LIBMOの「なっとくプラン（30GB）」が月額2,728円となっており、ahamoより安くなっています。ただし、これらはいずれも5分かけ放題が含まれていませんので、その場合はahamoのほうがお得になります。
イオンモバイルの月30GBは月額2,508円ですが、5分かけ放題は月額550円のオプションになります（画像はイオンモバイル公式サイトより引用）
また、日本通信の「合理的30GBプラン」が5分かけ放題（月70分無料通話に変更可能）付きで月額2,178円と、ahamoよりも安くなっています。しかも、24年9月30日からはahamoへの対抗措置としてか、なんと価格据え置きで月50GBに増量されるとのこと。これはとんでもない安さですね！
日本通信「合理的30GBプラン」はahamo同様5分かけ放題付きで月額2,178円。しかも、24年9月30日からは価格据え置きで月50GBに増量されます（画像は日本通信公式サイトより引用）
●イオンモバイル「料金表」は→こちら
●IIJmio「料金表」は→こちら
●LIBMO「月額利用料」は→こちら
●日本通信「合理的30GBプラン」は→こちら
ahamo 大盛りプラン（月110GB）は他社と比べどのくらいお得なのか？
次に、月110GBで月額4,950円の「ahamo 大盛り」を他社の料金と比較してみましょう。
まず、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は無制限で月額3,278円（家族適用時は月額3,168円）です。音声通話もRakuten Linkアプリを使えば無料でかけ放題になりますよ（15分かけ放題は月額1,100円）。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は無制限で月額3,278円（家族適用時は月額3,168円）です（画像は楽天モバイル公式サイトより引用）
次に、基本料金無料のpovo2.0のデータトッピング「使い放題（7日間）12回分」が9,834円です。これは7日間×12回＝84日間（約3カ月）なので、1カ月（28日）の料金は無制限で3,278円ということになります。
povo2.0のデータトッピング「使い放題（7日間）12回分」は無制限で9,834円。1カ月（28日）換算では3,278円になります（画像はpovo2.0公式サイトより引用）
povo2.0のトッピングには、ほかにも「300GB（90日間）」が9,834円で提供されています。こちらは1カ月（30日）あたり100GBで料金は3,278円になります。ahamo 大盛りより10GB少ないですが、その分、1,000円ほど安いのは見逃せませんね。
とはいえ、これらのトッピングに5分かけ放題は含まれていませんので、5分かけ放題トッピングが必要な人は別途月額550円で追加することになります。
povo2.0では「300GB（90日間）」トッピングが9,834円で提供されています。こちらは1カ月（30日）あたり100GBで3,278円になります（画像はpovo2.0公式サイトより引用）
●楽天モバイル「最強家族プログラム」は→こちら
●povo2.0「トッピング一覧」は→こちら
なお、ドコモの「eximo（エクシモ）」は、月3GBを超えると無制限となり月額7,315円で利用できますが、割引条件をすべてクリアすると、無制限でも月額4,928円になります。もちろん、すべての割引をクリアできる人は限られると思いますが、この場合は無制限でahamo 大盛りよりわずかに料金が安くなることは覚えておきましょう。
●ドコモ「eximo」→こちら
eximoは月1GBまで月額4,565円、月3GBまで月額5,665円、月3GBを超えると無制限となり月額7,315円ですが、割引をすべて適用すると無制限でも月額4,928円まで安くなります（画像はドコモ公式サイトより引用）
まとめ
いかがでしょうか？ 今回は月10GBもデータ通信量を増量したahamoの料金プランについて紹介しました。他社の格安SIMなどと比較すると、必ずしも最安値ではないことがお分かりいただけたと思います。
ただし、スマホのプランは料金の安さだけでなく、通信速度や安定性、サポート体制といった要素も重要です。とくにahamoは海外ローミングが追加料金なしで利用できるメリットなどもありますので、実際に乗り換えるときにはよく調べてみましょう。
※文中の価格はすべて税込みです。
※料金は24年9月19日現在のものですので、今後、変更される場合もあります。
