iPhone 16シリーズ VS SE3/14/15/15 Pro Maxの8台同時バッテリー耐久テストを実施!果たして結果は?<みずおじさん>

今回は新型iPhone 16シリーズ4機種とSE3/14/15/15 Pro Maxの8台同時ハッテリー耐久テストを行います。前回のチャンピオンは15 Pro Maxでしたが、今回はどの機種が優勝するのでしょうか?

iPhoneに負荷をかけ全力疾走でバッテリーは何時間持つのか!?

今回の注目ポイントは、何と言ってもバッテリーが増量された新型iPhone 16シリーズがどれだけ持つようになったのか、ということでしょう。

次に、16シリーズに対してSE3、14、15、15 Pro Maxがどのくらい戦えるのかです。そして、いつも標準モデルに負けてしまうProモデルですが、今回は16 Proが16に勝てるかどうかにも注目したいところ。

今回はiPhone 16シリーズ4機種とSE3/14/15/15 Pro Maxの8台同時ハッテリー耐久テストを行います(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

それでは、さっそくテストを開始しましょう。最初にInstagramの検索ボタンを押している状態にしてみます。

30分経過後には、SE3のバッテリー残量がガッツリ減っているほか、意外と15 Pro Maxや16 Pro Maxもけっこう減っています。次に『Subway Surfers』というランナーゲームを起動します。もちろん、アプリによってバッテリーの減り方は大きく変わります。この『Subway Surfers』はわりと負担は少なめなんですが、SE3にはちょっと重いようですね。

1時間が経過しました。ここで16 Proはすでに90%を切っており、15にすら負けています。本当に標準モデルに勝てるのか先行きは不安ですね。

1時間経過後、すでに16 Proは90%を切っており、15にすら負けています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

今度はTikTokを起動します。TikTokはネットを使って動画を見ているんですが、先読みをしているのか、けっこうバッテリーが減ります。SE3は63%まで減っていますので他機種より減りが早い印象です。

次にアクアリウムを開いてみますが、これはバッテリーをさほど消費しないアプリ。さらに、X(旧Twitter)の動画を表示してみます。これは一度読み込むとループ再生しているだけなので、こちらもバッテリーはあまり減らないと思います。

2時間を超えました。この時点での1位は16 Plus ですね。15 Pro Maxが70%台、16 Pro Maxも80%前半なのに16 Plusだけ80%後半です。

2時間経過後、15 Pro Maxは70%台、16 Pro Maxは80%前半なのに、16 Plusだけ80%後半で1位となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ここで、やや重めのカーレースゲームを起動します。グラフィック処理が重いので、SE3はかなり打撃を受けていますね。

3時間が経過したところで、一番減りが激しいのがSE3で10%台。そして、もっとも残量が多いのは唯一80%台をキープしている16 Plusです。

次に、YouTube動画を再生しましょう。YouTubeはさほどバッテリーを消費しませんが、SE3は3時間58分で早くも力尽きました。小型モデルが好きでSE3を使っている人も多いでしょうが、本体が小さいとバッテリーも小さくなるので、どうしても持ちが悪くなるんですね。

SE3は3時間58分で力尽きました。小型モデルはバッテリーも小さくなるので、どうしても持ちが悪くなります(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

4時間経過! 結局、バッテリーが一番持った機種は!?

4時間が経過しました。16と16 Proの対決では、ここでもまだ16 Proのほうが負けています。14、15、16の標準モデル3台で比較しても、16の持ちがいいのがハッキリ分かりますね。また、15と15 Pro Maxがこの時点でほぼ同じ残量というのも気になります。

4時間を超え、14、15、16の3台では16の持ちがいいのがハッキリ分かりますね。また、15と15 Pro Maxがこの時点で同じ残量となりました(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

今度は『ウマ娘』を起動してみます。これを1時間ほど動かして、そのあと『Temple Run 2』というランナーゲームを動かしました。ここでバッテリーが60%以上残っているのは16 Pro Maxと16 Plusだけです。15 Pro Maxはなぜか40%台に突入。いつの間にか15には勝ちはじめましたが、それでも減りが早い印象です。

5時間41分時点で16シリーズ4機種の状態を確認してみましょう。16 Plusが62%で1位なのに対し、16 Proは45%で最下位です。

5時間41分時点の16シリーズの状態です。やはり16 Plusが62%で1位、16 Proは45%で最下位となっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

6時間が経過しました。前回のテストでは標準モデルは最大でも6時間ちょっとしか持ちませんでしたが、今回は14、15、16の標準モデルが生き残っています。もちろん、起動しているアプリも前回とは違いますので結果が異なるのは当然なんですが、もしかするとiOSが優秀になっている可能性もありますね。

そして、次に起動したのが非常に負荷が高い『WebGL Aquarium』です。ここで14が力尽きました。時間は6時間44分です。SE3より3時間近く長く持ったことを考えると、なかなか優秀ですよね。

14が6時間44分で力尽きました。SE3より3時間近く長く持ったことを考えると、なかなか優秀です(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

標準モデルでは15が4%、16が11%で踏ん張っています。16と16 Proの対決はいつの間にか同じ8%で並びました。また、16 Plusと16 Pro Maxの対決では、16 Pro Maxがここで逆転しています。

7時間を超えると、いつの間にか16と16 Proが同じ8%で並びました。また、この時点で16 Pro Maxが16 Plusを逆転しています(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

ここからはフロントカメラを使った録画を10分間テストしますが、15が7時間31分で力尽きました。それでも、7時間を超えているのでかなり持ったほうだと思います。

実は、最初のほうでは15が勝っていたんですが、結果的には14%もの差をつけて15 Pro Maxが勝っています。

7時間31分で15が力尽きました。それでも、7時間を超えているのでかなり持ったほうだと思います(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

8時間を超えたところで、ついに16 Proが16を逆転。その後、16は8時間10分、16 Proは8時間23分で終了しましたが、その差は13分しかありません。大きな差ではありませんが、今回、初めてProモデルが標準モデルに勝ちました。

気になっていた16と16 Proの対決は、16が8時間10分、16 Proが8時間23分で勝負あり。その差はわずか13分ですが、今回はProモデルが初めて標準モデルに勝ちました(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

9時間を超えたところで15 Pro Maxもついに力尽きました。時間は9時間8分です。16 Plusに負けたのは少し意外でしたが、使い方によっては15 Pro Maxのほうが伸びる可能性もあるでしょう。

15 Pro Maxは9時間8分で終了。16 Plusに負けたのは意外でしたが、テスト内容によっては逆の結果になった可能性も……(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

最後に残ったのは16 Plusと16 Pro Maxの2台ですが、9時間29分で16 Plusのほうも力尽きました。16 Pro Maxとはわずか2%(23分)差ですが、やはりこの2機種はバッテリーの持ちがいいですね。最終的に、16 Pro Maxは9時間52分と10時間近く持ちました。

16 Plusと16 Pro Max対決は、23分差で16 Pro Maxの勝ちとなりました。やはりこの2機種はバッテリーの持ちがいいですね(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

バッテリー耐久テストまとめ

今回のバッテリー耐久テストの結果を表にまとめました(画像は筆者YouTubeチャンネルより)

というわけで、iPhoneのバッテリー耐久テストは約10時間かかりましたが、結果を確認していきましょう。

まず、第8位は3時間58分のSE3でした。やはり他機種に比べるとかなり持ちません。小さい端末に大きなバッテリーは積めないので、当然の結果なんですが……。

7位は14で6時間44分ですが、全力疾走でこれだけ持つということは、普段使いであればまったく困らないほどでしょう。

6位は15で7時間31分でした。テスト内容が異なる前回のテストでは6時間5分だったので、今回はかなり持ったなという印象です。

5位は8時間10分の16です。やはり、バッテリーが強化されたというだけあって、8時間を超えてきました。これだけ持てば充電回数も少なくなりますよね。

そして、4位には8時間23分で16 Proが入り、ついに悲願を達成しました。私が計測しはじめて初めてProモデルが標準モデルに勝ったんです。わずか13分差ですが、これまでは20分~30分差で負けていたので、これは喜ばしいことだと思います。

実際、16シリーズでバッテリー容量がいちばん増えたのは16 Proです。おそらく、本体サイズが大きくなったことも影響しているのでしょう。

3位は前回優勝の15 Pro Maxでした。9時間超えなので十分な性能なんですが、2位の16 Plusは9時間29分で、さらに上を行きました。

そして、今回の第1位は9時間52分の16 Pro Maxです。もうほとんど10時間近いので、次期17では10時間超えも見えてきましたね。

16 Pro Maxは本体が大きいのでバッテリーも4,685mAhと大容量。SE3と比べると約6時間も長く持つわけで、これはもう丸1日使う分ぐらいの差があるということです。

いかがでしょうか? 今回は新型iPhone 16シリーズ4機種と旧モデルでバッテリー耐久テストを行いました。iPhone購入時にバッテリーの持ちが気になる人は、今回の実験結果をぜひ参考にしてください。

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