若年層に広がる中古スマホのサブ端末利用、理由の1位は『連絡先の棲み分け』!?【にこスマ調べ】

Appleから新機種のiPhone 16シリーズが発売され、新機能に注目が集まっていますが、中古スマホ市場にも根強い人気があるようです。今回は、9月24日に公開された株式会社Belongによる調査結果を見ていきましょう。

全体の8.6%が中古スマホをメイン端末として利用

メイン端末として利用しているスマートフォンの購入・入手方法は?

「メイン端末として利用しているスマートフォンの購入・入手方法」では、全体の8.6%、10代~40代の約10%が中古で購入・入手していることがわかりました(「にこスマ」調べ)

伊藤忠グループの株式会社Belongは、主に使うスマートフォンを中古で購入した10代~60代以上の男女555名と、メイン端末以外で利用している2台目以降のスマートフォンを中古で購入した10代~60代以上の男女535名を対象に「中古スマートフォン利用実態調査」を実施しました。

まずはじめに、10代~60代以上の男女21,979人を対象に、「メイン端末として利用しているスマートフォンの購入・入手方法」を尋ねています。全体の結果を見てみると、「中古品を購入した(※限定リユース品、整備品を含む)」が6.1%、「友人・家族から譲り受けた、購入した」が2.5%で、合わせて8.6%が中古で購入・入手していることがわかりました。

年代別に見ていくと、「10代~20代」「30代」「40代」の3つの年代で約10%の人がメイン端末を中古で入手していることが判明。様々な新機種が登場する一方で、メイン端末を中古で手に入れる人も各年代に一定数いるようです。

最も利用率が高い中古スマートフォンの機種は「iPhone SE(第2世代)」

【メイン端末編】中古スマホの機種ランキング1

利用している中古スマートフォンの機種で最も利用者が多かったのは「iPhone SE(第2世代)」の8.7%でした(「にこスマ」調べ)

次に、中古スマートフォンをメイン端末として利用する10代~60代以上の男女552名に、利用しているスマートフォンの機種を質問しています。すると、最も利用者が多かった端末は「iPhone SE(第2世代)」の8.7%であることがわかりました。次いで2位が「iPhone 12/iPhone 12 mini」の8.2%、3位が「Galaxy」の7.4%、4位が「AQUOS」の7.2%、5位が「Xperia」の6.5%と続いています。

2020年に販売された「iPhone SE(第2世代)」は、コンパクトで定価格ながらTouch IDやワイヤレス充電などの機能も備えており、動画やオンラインゲームなどもストレスなく楽しめるとあって、根強い人気の機種です。1つ前の第1世代はiOS 16以降のサポート対象外となりましたが、第2世代はiOS 17にも対応しています。サポートが受けられる限りはまだまだ現役で活躍できる機種として利用する人が多い機種なのかもしれません。

サブ端末の利用率第1位は「iPhone 6s/iPhone 6s Plus」

【サブ端末編】中古スマホの機種ランキング

サブ端末として利用している機種として最も多かった回答は「iPhone 6s / iPhone 6s Plus」の8.8%でした(「にこスマ」調べ)

では、サブ端末として利用率が高いのはどの機種なのでしょうか。サブ端末を中古で購入した10代~60代以上の男女535人に、利用している機種を質問したところ、最も利用率が高かったのは「iPhone 6s / iPhone 6s Plus」の8.8%でした。次いで2位が「iPhone SE(第1世代)」の8.4%、3位が「Xperia」の6.9%、4位が同率で「AQUOS」と「Galaxy」の6.7%などとなっています。

「iPhone 6s / iPhone 6s Plus」は2014年に発売された機種で、すでにAppleによるサポート対象外となっていますが、ミッドレンジスマートフォンと同等のスペックのカメラの性能やその使い勝手の良さ、コンパクトなサイズ感などが特徴です。しかし、LINEやYouTubeといったアプリの最新バージョンに対応できないなど、メインで使うには物足りない機能もあるため、サブ端末で利用する人が多いという結果に繋がったのではないでしょうか。

サブ端末を利用する理由第1位は「連絡先の棲み分け」

サブ端末を利用する理由第1位は「連絡先の棲み分け」

サブ端末の活用方法として最も多かった回答は「連絡先の棲み分け」の63.2%、僅差の2位が「メイン端末の補助利用」の62.5%でした(「にこスマ」調べ)

最後に、サブ端末を中古で購入した10代~60代以上の男女535名に、サブ端末の活用方法を質問しています。最も多かった回答は「連絡先の棲み分け」の63.2%で、続く2位が「メイン端末の補助利用」の62.5%、3位が「メイン端末を持ち込みたくない場所での利用」の57.0%、4位が「子ども利用」の46.3%、5位が「推し活で利用(投げ銭、コメント、動画視聴)」の45.4%という結果に。

スマホ1台で様々なコミュニティと繋がれる今の時代において、連絡先の管理に気を配る人が多いことがこの結果から伺えます。また、動画用、ゲーム用、推し活用など、メインとは別に用途を決めて利用している人もいるようです。

複数台利用するのであれば、サポート対象外の中古スマートフォンでも十分と考える人が意外と多いことがわかった今回の調査結果。中古端末の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

出典元:【株式会社Belong】

※サムネイル画像(Image:mama_mia / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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