実は、ソフトバンクは「5~22歳までの若者」や「ガラケーからの乗り換え」を対象としたプランやキャンペーンが充実しているキャリアの一つです。
たとえば、例年11月~12月頃から「5~22歳までの若者」を対象とした割引キャンペーンが開始される傾向があります。2023年12月には「ソフトバンクデビュー割」が開始されましたが、同キャンペーンに関連するPayPayポイントのキャンペーンは、2024年5月31日に終了しています。
また、「ソフトバンクデビュー割」とは別に、5~22歳の若者やガラケーからの乗り換えを対象としたプランとして「スマホデビュープラン+」も提供されています。
こう聞くと「この2つはどう違うのか」と混乱する方もいるかもしれません。そこで今回は、「スマホデビュープラン+」を中心に、2023年に実施された「ソフトバンクデビュー割」との違いや、プランを活用した裏ワザなどを解説します。
【5歳~22歳、もしくはガラケーから乗り換え】スマホデビュープラン+の概要
スマホデビュープラン+は「5歳~22歳、もしくはガラケーから乗り換え」を対象とした、ソフトバンクのお得なプランです。
スマホデビュープラン+にはライトプランとベーシックプランがあり、たとえばベーシックプランではデータ容量20GBで、申し込み翌月から6カ月間は980円(税抜)で利用可能。家族間の国内通話も無料。非常にお得で使いやすいプランです。
「ライト」と「ベーシック」の2種類のプランから選べ、それぞれ月額料金と毎月のデータ容量が異なります。詳細は以下の通り。
子どもがスマホデビュープラン+を使うと親もお得?
ご紹介した通り、子どもがスマホデビュープラン+の対象であれば「ソフトバンクデビュー割」が適用できるため、ソフトバンクユーザーの親もPayPayポイントが最大12,000円分付与されて、お得です。
ちなみに親の側が「ペイトク無制限」を契約している場合、月8万円のPayPay決済で月額料金がPayPayポイント付与によって最大4,000円相当下がります。ここにさらにPayPayポイントが1,000ポイント付与されるので、お得感が強いです。
「スマホデビュープラン+」と「ソフトバンクデビュー割」の違いは?
ここまでに書いた通り、5歳~22歳の若者もしくはガラケーからの乗り換えであれば「スマホデビュー+」はおすすめのプランです。一方でソフトバンクは例年冬に5歳~22歳の若者と対象としたキャンペーンを強化する傾向にあり、2023年には「ソフトバンクデビュー割」が提供されました。
この2つのプランの場合、両者の関係は以下のように表すことができます。
・スマホデビュープラン+:5歳~22歳もしくはガラケーからの乗り換えを対象としたお得な基本プラン
・ソフトバンクデビュー割:スマホデビュープラン+をベースに対象ユーザーの家族に向けた特典なども充実させた限定プラン
ソフトバンクデビュー割の子と親の特典は以下の通りです。
ただしPayPayポイントの付与は2024年5月31日に終了済みです。つまりソフトバンクデビュー割など家族に向けた特典は「期間限定」。ソフトバンクデビュー割はいわば「限定プラン」だと言えるでしょう。
ソフトバンク「ソフトバンクデビュー割」は誰が使える?概要と適用条件
ソフトバンク「ソフトバンクデビュー割」(※2023年12月1日~ 募集開始)は5~22歳のユーザー向けの割引プラン。一方、対象ユーザーの家族に向けた特典もあります。
ソフトバンクデビュー割は20GBプランが半年間1,078円(月)
ソフトバンクデビュー割は、スマホデビュープラン+(ベーシック)の基本料である月額3,916円に対して、1年おトク割+の1,188円(月)割引が12カ月間適用。さらにデビュー特典(割引)として6カ月間1,650円(月)の割引がついてきます。つまり最初の半年間は1,078円(月)で利用することが可能です。
なお、スマホデビュープラン+には4GB(ライト)/20GB(ベーシック)の2種類がありますが、デビュー特典(割引)の対象は20GBのみとなります。
・名称 デビュー特典(割引)
・特典内容 対象プランが6カ月間1,650円/月割引
・対象プラン スマホデビュープラン+ ベーシック(20GB)
・名称 1年おトク割
・特典内容 対象プランが12カ月間1,188円/月割引
・対象プラン スマホデビュープラン+ ベーシック(4GB/20GB)
「ソフトバンクデビュー割」の適用条件
ソフトバンクデビュー割の適用条件は、申し込み時点でスマホの使用者の年齢が5歳~22歳の場合。さらに、スマホデビュープラン+(20GB)の申し込みと同時にデビュー特典(割引)を申し込む必要があります。なお、過去に適用を受けたことがある使用者は対象外となります。
ソフトバンク「スマホデビュープラン+」を使ったお得な裏ワザ
ソフトバンクデビュー割による「PayPayポイント付与」はすでに2024年9月現在、終了済みですが、こうした「スマホデビュープラン+」「ソフトバンクデビュー割」などをうまく使えば、よりお得にスマホを使えるのでは?と考える方もいるでしょう。
そこで、まずはソフトバンク「スマホデビュープラン+」を使った裏ワザをご紹介します。
【1】家電量販店でお得に端末が購入できることも
キャリアの乗り換え(MNP乗り換え)を前提に、家電量販店でiPhoneなどの端末をお得に購入できることがあります。以下の記事では、iPhone 15を実際に家電量販店で「1円」でMNP乗り換えを通じて入手した際の例をまとめています。
なお契約プランは「ペイトク無制限」です。
こうしたMNP乗り換えをうまく使うことで、たとえば「スマホデビュープラン+」及び「デビュー特典(割引)」で以下のような端末購入とお得な割引が実現できる可能性があります。
・親が「ペイトク無制限」の契約とMNP乗り換えを利用して、家電量販店でiPhoneを「1円」で購入
・子が「スマホデビュープラン+」及び「デビュー特典(割引)」を契約
・親が子のソフトバンクデビュー割によってPayPayポイントの付与を受ける
・親が各種支払いをPayPayにまとめ、ペイトク無制限によって最大4,000ポイント還元を受ける
なお、ペイトク無制限についてはこちらの記事でも解説しています。
【2】U22オンラインショップ割も併用する
「U22オンラインショップ割」とは、ソフトバンクオンラインショップで対象端末を新規購入する5歳~22歳のユーザーに適用されるキャンペーン。
このキャンペーンを活用することで、端末を安く入手できます。
【3】PayPayポイント還元を受ける
「スマホデビュープラン+」に限ったことではありませんが、ソフトバンクでは支払いをPayPayカード ゴールドで行うと、PayPayポイントの還元があります。
つまり先ほど、親がペイトク無制限に変えたうえで「親が各種支払いをPayPayにまとめ、ペイトク無制限によって最大4,000ポイント還元を受ける」と書きましたが、その支払元をPayPayカード ゴールドにするのもおすすめです。
ソフトバンク「ソフトバンクデビュー割」を使ったお得な裏ワザ
ソフトバンクの「ソフトバンクデビュー割」を使ったお得な裏ワザをご紹介します。
【1】親が「ソフトバンクデビュー割」を使う(※注:還元終了済み)
前述の通り、「スマホデビュープラン+」は「ソフトバンクデビュー割」と併用すれば、親もPayPayポイントを受け取ることが可能でした。
(※同キャンペーンは2024年9月時点ですでに終了済みです)
ペイトクなどのプランに加入してPayPayポイント還元を受ける
親側が「ソフトバンクデビュー割」の割引を受けるためには、ソフトバンクの指定するプランに加入している必要があり、「ペイトク」はそのひとつです。
「スマホデビュープラン+」「ソフトバンクデビュー割」についてよくある質問
ソフトバンク「スマホデビュープラン+」「ソフトバンクデビュー割」に関するよくある疑問と答えをご紹介します。
特典の解除条件は?
以下いずれかに該当した場合、特典の割引は解除となります。
・対象外の料金プランに変更した場合
・譲渡(家族割引名義変更は除く)、承継、解約した場合
・使用者を変更した場合
・個人名義から法人名義による契約に変更した場合
・「電話番号・メールアドレスお預かりサービス」に加入した場合
ソフトバンク「スマホデビュープラン+」は2回目の適用はできる?
「スマホデビュープラン+」は2020年9月16日以降の新規契約(のりかえ(MNP/番号移行)は含まず)で、「データプラン20GB(スマホ)」、「データプラン4GB(スマホ)」、「データプラン4GB(ケータイ)」、「データプラン3GB(スマホ)」、「データプラン3GB(ケータイ)」のいずれかに加入している場合、2回目の適用はできません。
逆に言えば、2020年9月16日以前に契約した方ならば加入できる可能性が高いでしょう。
子どもや学生じゃなくても適用できる?
「スマホデビュープラン+」は子どもではなくとも適用可能です。ただし、乗り換えの場合、旧機種は携帯電話やフィーチャーフォン、キッズフォンに限ります。
端末をセット購入しなくても大丈夫?
「スマホデビュープラン+」は新規契約の場合、SIM単体契約を含む iPhoneまたはスマートフォンを購入する必要があります。また、乗り換えの場合は利用中の機種が携帯電話などであることが条件。端末のセット購入は実質的に必要になります。