アナタのスマホはいつ買ったものだろうか? もし、4~5年前の古いAndroidスマホをいまだに使っている人は要注意! 実は、2021年に32bit対応アプリの供給がストップされてしまうため、32bit版の古いAndroidスマホは、アプリを入手したりアップデートできなくなるのだ。今すぐ、自分のAndroidスマホが32bitかどうか確認しよう。でも、どうやって? ということで、今回はAndroidスマホのCPUが32bitか64bitか確認する方法を紹介しよう。
4~5年前のAndroidスマホは将来使えなくなる!?
アナタは、Androidスマホのアプリストアである「Google Play」において、2021年8月1日以降は32bit版アプリが供給されないことをご存じだろうか? 実はこれ、“古いAndroidスマホでは、将来Google Playでアプリの入手やアップデートができなくなる”ということを意味している。
ちょっとパソコンに詳しい人なら、Windows OSの32bit版と64bit版の話くらいは聞いたことがあるだろう。ザックリ言えば64bitのほうが32bitより高性能である。Android OSでは2014年のAndroid 5.0(Lollipop)から64bit CPUをサポートしはじめたが、その後も32bit CPU搭載のAndroidスマホは発売されていた。したがって、2014年以前のAndroidスマホは確実に32bit。ここ1~2年に発売されたAndroidスマホなら64bitである可能性が高い。だが、その中間のAndroidスマホに関しては、機種ごとで異なるため、自分で調べないと32bitかどうかわからないのである。
でも、「どうやって32bitか調べればいいの?」と思った人も多いだろう。実はAndroidスマホの設定で確認しても、OSバージョンは確認できるが、32bitかどうかは表示されないのだ。結局、自分で確認するにはベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」などを使うしか方法がない。
「AnTuTu Benchmark」とは、有名なベンチマークテストアプリのこと。本来はスマホの性能をテストするためのアプリだが、スマホのCPUやメモリ、バッテリー容量などを確認できるほか、32bitか64bitかも調べられる。
まず、「AnTuTu Benchmark」アプリをスマホにインストールして起動したら、何度か許可を求める画面が表示される。ベンチマークテストをしないのであれば、すべて「許可しない」で構わないだろう。トップ画面が表示されたら、「この端末」をタップして「基本情報」の「Android」の項目を確認しよう。ここで32bitか64bitか確認できる。残念ながら「32 bit」と表示された場合は、2021年8月以降はアプリの入手やアップデートなどができないので、スマホの買い替えを検討した方がよい。
もし、「AnTuTu Benchmark」を「Google Play」で検索してもアプリが表示されない場合は非対応の古いスマホなので、32bitの可能性があると考えよう。なお、「AnTuTu Benchmark」はスマホに常駐してメモリをかなり消費するアプリなので、確認後はアンインストールしておいたほうがよい。
●Android Developers (公式)は→こちら