iPhoneやAndroidの中古スマホを安心して買える「RMJ認証」って知ってる?

そろそろスマホを買い替えたいけど最新型スマホは高い! かといって中古スマホは不良品を掴まされそうで怖い……。そんな悩みを抱えている人も多いのではないだろうか? ならば「リユースモバイル・ジャパン(RMJ)認証」のお店で購入してみては? 今回は中古スマホを安心して買える新たな制度について解説しよう。

「RMJ認証」なら統一基準で中古スマホを評価するので安心!

(Image:rm-j.jp)

 最新の「iPhone 11 Pro Max(512GBモデル)」は税別で15万7,800円もするそうだ。さすがに、スマホに10万円以上出すのはちょっと……という人も多いのでは? だからと言ってイキナリ「格安の中華製スマホや中古スマホを買うのもね……」。そんな悩みを抱えている人にこっそり教えたいのが「RMJ認証」という制度である。
「リユースモバイル・ジャパン(RMJ)」とは、中古端末業者が参画している業界団体のこと。この「RMJ」と、スマホ修理業者の団体「携帯端末登録修理協議会(MRR)」は、ユーザーが安心して中古スマホを購入できるように、2019年3月に業界統一の基準である「リユースモバイルガイドライン」を発表した。さらに、2019年10月から施行された「改正電気通信事業法」を受け、2019年11月にこのガイドラインを改正したのだ。これにより、中古スマホの状態を業界で統一された基準によってS・A・B・C・Jの5段階で格付けし、誰もが一目で中古スマホの状態を把握できるようになったのである。

(Image:rm-j.jp)

RMJ認証の格付けは「S」が未使用品で、以下「A・B・C」とランクが下がり、「J」は“ジャンク”品となる。これは目に見えてダメージがあり、激しい損傷または破損している状態のこと。また、保証に関してもS・A・Bランクは30日以上、Cランクでも14日以上の保証を付けることが推奨される

「リユースモバイル事業者認証制度」もスタート!

「RMJ認証」では、前ユーザーがスマホ代金のローンを踏み倒して利用制限がかかる「赤ロム」を掴まされる心配がなくなるほか、見た目では判断できないバッテリーの消耗具合なども確認できるようになる。また「RMJ認証」では、メーカーの修理を受けた「リファービッシュ品」についての表示も推奨。技適マークやメーカー保証などの有無などが表示されるという。さらに、S・A・Bランクの中古スマホは30日以上、Cランクでも14日以上の保証を付けることが推奨されるので、万一購入後にトラブルがあっても安心なのだ。
 また、「RMJ」では「リユースモバイル事業者認証制度」も開始する。「リユースモバイル事業者認証制度」では、中古スマホ事業者が「RMJ認証」を順守しているか、店舗の運営に問題がないかなどをチェックする。そのうえで、安全・安心と認証された事業者は「RMJ認証」のロゴマークを表示することを許可されるのだ。今後、「RMJ認証」の表示がある店舗を選べば、ある程度は安心して中古スマホを購入できるだろう。

RMJの正会員は現在15社、賛助会員は12社ある。今後、中古スマホを購入するならこれらの事業者で買うのが安心だ。なお、「RMJ認証」店舗は、2020年4月までに1,000店を目指す予定である

●リユースモバイル・ジャパン(RMJ)(公式)は→こちら

●一般社団法人携帯端末登録修理協議会(MRR)(公式)は→こちら

文=すずきあきら/フリーライター

関連記事

TOPICS
iPhone&Android最新記事

RANKINGランキング

6:00更新