Android 10の新機能「フォーカスモード」を使えば一時的にアプリからの通知を停止できる

Android 10で新しく搭載された「フォーカスモード」はご存じだろうか。これは、指定したアプリを停止して作業に集中できるようにするもの。最近、スマホで作業するシーンも増えてきており、知っておくと便利な機能のひとつだ。

「フォーカスモード」で作業の妨げになるアプリをストップ

 最近ではスマホのオフィス系アプリも充実してきており、パソコンを使わなくても作業を進めることができるようになってきた。そのため、ちょっとした作業ならスマホで進めてしまう人も多いだろう。しかし、スマホはアプリからの通知が多く届くため、どうしても集中力を削がれてしまいがちだ。また、作業に疲れるとついついゲームやYouTubeなどのアプリで遊んでしまうというスマホならではの罠もある。
「フォーカスモード」はAndroidスマホに搭載された新機能で、「指定したアプリを一時的に停止して目の前のタスクに集中できるようにする」というもの。フォーカスモードをオンにしておくと、「集中の妨げになるアプリ」に指定したアプリが停止する。つまり、作業の邪魔になるアプリからの通知は届かなくなり、利用できなくなる。フォーカスモードはいつでもオン/オフの切り替えが可能。作業する時間帯が決まっているなら、スケジュールを指定してオンにすることもできる。
 なお、「フォーカスモード」はAndroid 10を搭載したスマホ、またはAndroid 9を搭載した一部のスマホで利用が可能だ。

設定アプリを開いたら「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」をタップする

「Digital Wellbeingと?」の画面が表示されるので、「フォーカスモード」をタップする

フォーカスモード中に停止するアプリにチェックを付ける。フォーカスモードをオンにするスケジュールを設定したいときは、「スケジュールの設定」をタップする

「開始」と「終了」でフォーカスモードをオンにする時間帯を設定し、フォーカスモードをオンにする曜日をタップしてアクティブにする。設定できたら「設定」をタップする

フォーカスモードをオンにするときは、「今すぐONにする」をタップする

フォーカスモードがオンのときは、通知領域にメッセージが表示される。このメッセージから一時停止やオフにすることができる

頻繁に届く通知やゲームなどのアプリは、集中力を削いでしまいがちだ。「フォーカスモード」を活用すれば、指定したアプリを遠ざけてくれるので、作業に集中しやすくなる。スマホで作業することが多い人は、ぜひ活用して欲しい機能だ。

文=岩渕茂/フリーライター

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