2020年4月、ドコモ、au、ソフトバンクに加え、ようやく楽天モバイルが第4のキャリアとして本格的に事業を開始する。注目のプランは、なんと無制限で月額2,980円! しかも、先着300万人は1年間無料で利用できるというのだ。今回は、注目の楽天モバイルの料金プランについてお伝えする。
楽天の料金プランは2,980円の無制限だけ!
2020年3月3日、楽天モバイルは2020年4月8日から、ようやく第4のキャリア(MNO)として本格的に事業を開始すると発表。先行申し込みもすでに開始している。そもそも、楽天は2019年秋から本格的にサービスを提供する予定だったが、サービス提供は遅れ、その代わりに無料で利用できる「無料サポータプログラム」を提供していた。
今回発表された注目のプラン「RAKUTEN UN-LIMIT」は、なんとデータ無制限で月額2,980円というシンプルなもの。これは、auの「auデータMAXプラン Pro(無制限)」月額7,480円などと比べても、半額以下という驚くべき激安プランである。
また、事務手数料は3000円だが、オンライン契約したあとにコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」を利用することで楽天スーパーポイントを3000pt分還元してくれるので、実質0円となる。しかも、先着300万人限定で1年間無料で提供するという(増減の可能性あり)。ちなみに、MNO事業の開始に伴い、従来の格安SIM(MVNO)の新規申し込みは2020年4月7日で終了する予定だ。
(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)
データ無制限で2,980円は破格。しかも、先着300万名に限り1年間無料だという。また、国内通話は30秒/20円だが、「Rakuten Link」アプリ利用でかけ放題になる
(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)
楽天モバイルでは3月3日より先行申し込みを開始している。事務手数料は3000円だが、オンライン契約したあとに「Rakuten Link」アプリを利用すると楽天スーパーポイントを3000ptを還元してもらえるので、実質タダ!
データ無制限は楽天回線のみなので実質2GBか?
ここまでは良いことずくめの楽天モバイルだが、注意したいことも多い。まず、楽天モバイルは急ピッチで楽天基地局を設置中だが(3月中に4,400カ所)、現状では首都圏、名古屋、京都、大阪、神戸の一部エリアのみ。楽天回線がつながらないエリアは、KDDI(au)のローミングエリアに自動接続されることになっている。つまり、上記の都市部で生活している人でないと、通話やネット接続が不安定になる可能性があるのだ。しかも、今回のデータ無制限は、あくまでも楽天回線エリア内の話であり、auローミングエリアでは月2GBまでとなる。もし、容量を超過した場合は128kbpsの低速となり、1GBあたり500円でデータ容量を追加することになるので、1年間無料にしたのもうなずけるだろう。
また、楽天モバイルの国内の音声通話は、他社同様に30秒/20円だが、「Rakuten Link」というアプリを利用することで、かけ放題になるのは魅力的だろう。なお、文中の価格はすべて税別である。
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