iPhoneで「このAppの共有は取り消されました」と表示されてアプリが開かないときの対処法

iPhoneでアプリを開こうとすると、一部のアプリで「このAppの共有は取り消されました」のメッセージが表示されてアプリが閉じてしまうという問題が発生している。この問題には対処法があるので慌てずに対応しよう。

アプリを取り除いて再インストールすれば解決可能

 iOSをアップデートしたら、一部のアプリで「このAppの共有は取り消されました」のメッセージが表示されてアプリが閉じてしまうという問題が5月下旬から発生している。これはiOSのファミリー共有関連のバグが原因と見られており、LINEやTwitter、YouTube、Facebookなど、多くのユーザーが使っているアプリが影響を受けている。
 アプリの多くは問題を一時的に解決したアップデートを配信しているので、App Storeからアップデートをインストールすれば解決するはずだ。
 しかし、一部のアプリではアップデートが提供されていないこともある。この場合は、「Appを取り除く」方法で問題が解消されるか試してみよう。設定アプリから該当アプリを開いたら「Appを取り除く」を選択。アプリが取り除かれたら再インストールすればよい。
 この方法を使う場合、間違っても「Appを削除」を選択しないように注意する。こちらはアプリをアンインストールしてしまうため、アプリ内のデータが削除されてしまう。たとえばLINEの場合、アンインストールすると再ログインが必要な上、トーク履歴のバックアップがない場合はトークが消えてしまう。非常に危険なので、操作を間違えないように注意しよう。

アプリを開こうとすると、「このAppの共有は取り消されました」のメッセージが表示され、ボタンをタップするとアプリが閉じてしまう現象。ファミリー共有関連のバグで発生していると思われる

アプリのアップデートが配信されていない場合は、設定アプリの「一般」を開いて「iPhoneストレージ」をタップする

下にスクロールするとアプリに一覧があるので、問題の起きているアプリをタップする

「Appを取り除く」をタップする。確認のメッセージが表示されるので、「Appを取り除く」をタップする

アプリが取り除かれたら、「Appを再インストール」をタップする。アプリが再インストールされたら、アプリが開けるかを確認する

このトラブルはiOSのアップデートで発生した模様。システムとアプリを最新版にすれば解決するはずだ。もし最新版にしても同じ問題が起こるようであれば、今回紹介した方法を試してみるといいだろう。

※サムネイル画像(Image:Framesira / Shutterstock.com

文=岩渕茂/フリーライター

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